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仕事を面白くやる

最近はアドバイザー的な立場で仕事をすることが多くなったのですが、久しぶりにPM(プロジェクトマネージャー)として案件に参加しました。
プロジェクト自体は上手くいったのですが、その振り返りとして「もう少し全体を面白くできたなぁ」という気持ちがムクムクと湧いてきました。

面白いというは、「笑い」以外にも多くの意味を含んでいます。
weblio類語辞典で、「面白い」の類語を少し引いてみます。

  • 関心や興味の程度が高いこと

  • おかしみのあるさま

  • 十分な難易度や反応があり、それをするにあたっての意欲が湧くさま

  • 人柄が気軽で面白いさま

  • 人の言動に知的な面白みがあるさま

  • 催しやアトラクションに心躍るさま

  • 面白おかしい物を形容する表現

プロジェクトを含めて有期の企画は、一種の旅路(journey)のような性質を持ちます。
色んな人が集まり、共通の目的に向かって知恵を出しあうので、意見の相違もありますし、多くの判断や決断が必要とされます。
ハイレベルな人が集まったプロジェクトもありますし、参加者の知識レベルが全然そろわないプロジェクトもあります。

経験や知識レベルの差は、実はそれほど大した問題ではない気がします。
重要なことは、参加者が興味深くプロジェクトに参加して、気軽に楽しく発言できて、それがプロジェクトへ良い影響を与えて、前進していくことです。
その際にプロジェクト自体が十分な難易度で、みんなで知恵を絞らないと答えに辿り着かない歯ごたえのあるものであった方が良いと思っています。
参加者全員が進むべき方向性に気がついた瞬間、それを言語化できた瞬間、少しづつ関係性が出来てきて気軽にワールドカップの雑談が出来るようになった瞬間、そんなときに仕事に面白さが宿ります。
そういったものが少しづつ堆積して、参加メンバーは同じ釜の飯を食べた戦友のような感覚になっていきます。
これはなんとなく、これは学生時代の部活に似た感覚を覚えます。

PMというのは、部活では部長やキャプテン、はたまた顧問の先生のような役割で、旅路を案内するガイドです。
なのでPMには、旅程の高精度予測とトラブルを楽しむ力が問われます。

十分の難易度の仕事を興味深くやって、一緒に仕事をしている仲間と楽しく会話が出来る。
そんな状況を続けることが、仕事を面白くやるということなんじゃないかな、と思った年末年始でした。

今年も仕事を面白くやっていきたいと思います。


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