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書き重ねること:2020/11/06

書き重ねる。

一つの文章をじっと眺めるのではなく、新しい文章を書くことによって、言葉を磨き上げていく。

昨日と同じタイトルで、昨日と同じような文章を書く。

こんな風に書きたくなったのは、ただ書き続けることに限界を感じたからだ。ひたすらに毎日書いてきたのだが、それに飽きてきた。限界というのは、文章の質のことでもあるし、自分が書いている手応えのことでもある。客観的な判断はあまりしていないから、自分で飽きたというのが書き方を変えるきっかけの説明としては正しいのかもしれない。

どうして飽きたのか。考えてみると、内容がつまらなくなってきたからだろう。書いていて、自分でもあまり面白くない。初めは興味のある題材について考えていたのだが、次第に記事を完成させることに重みがかかるようになった。

すると、ただ書いていれば良いということになる。毎日、何でもいいから書く。気楽なようだが、なんでもよい状態で書くと、内容が落ち着かないのだろう。毎日違う言葉を探していた。結果、浅く広く自分を広げすぎて、書くことの実感が自分にとって薄まっていった気がする。記事を書けさえすれば良いのだから、クオリティや内容もどうでも良い。書くことだけが、浮遊して空回りしているようだった。

もっと、地に足をつけた書き方はできないだろうか。

そこで思いついたのは、同じテーマで毎日書き続けるということだ。あまり、一つの点から動かずに書く。

このやり方は、とりあえず手を動かしていたい自分にはあっているだろうと感じた。文章に向き合って添削をしたり、あれこれ頭を悩ませるぐらいなら、新しく一から書き直したい。その方が、文章の流れが生まれやすいのではないかとも思っている。また、いい文章を思いつこうと考え始めてしまうと、手が止まってしまい次に書き始めるのが大変なのだ。だから、書きながら考えるスタイルでどうにかクオリティを高めていきたいと思っている。

同じテーマで書いていると、それを何度も書き直すことでそのテーマの理解が深まるし、内容も濃くなっていくだろう。

あとは、今書かれている記事は未完成でもいいという考え方もできる。毎日書き直すのだから今日書かれているものが、全てである必要はない。時間がきたらやめればいいし、疲れて嫌になったらまた明日書き直せばいい。いつかできるだろう。

まとめると、「書き重ねる」とは、同じテーマで毎日書く、という単純な書き方である。書く際には、完成度は問わない。また、書きながら考えるため添削なども最後にする必要はない。一つのテーマに収束するように意識しながら書き直せば、いつかはしっかりした文章がかけるだろう。新聞小説のように続いていくのではなく、毎日頭からやり直す。そうすることで、本当は何を書きたかったのかを掘り下げていく。

最後までお読みくださりありがとうございます。書くことについて書くこと、とても楽しいので毎日続けていきたいと思います!