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料理のコツ

2020年2月5日㈬

日曜日に実家に帰ったとき、お母さんが消費しきれていない贈り物を色々とくれた。その中に冷凍の高級和牛があった。持って帰ってくる途中で少しは解凍されてしまったはずなので、今週中くらいには食べてねとお母さんに言われていた。きょうのお昼ごはんに和牛弁当をつくってもっていこうと、朝から料理をした。

先週までは修正で時間がなかったのもあり、ちゃんと料理をするのはやや久しぶりだった。大学に入学して一人暮らしをはじめてから料理をするようになった。大学1年生ではじめて自炊をしたときは野菜スープを作ったのだが、何も見ずにてきとーに調理したらまあ美味しくなくて、そこからレシピや料理番組を見まくっては再現していくのを繰り返した。帰省したときに作るようになったらお母さんが『美味しい!』と喜んで食べてくれるのはとても嬉しかった。外食はどうしても炭水化物ばかりになってしまうしコンビニのごはんはどうも味が濃くて苦手で、時間がないときも適当に野菜を切って塩をふってタッパーにいれておく、程度の自炊は週に何度かはしている。

せっかくの、最高級のすき焼き用牛肉を牛丼にするのだから、味付けはミスできない。Googleで『牛丼 レシピ』と調べて、いくつかレシピをみて、下記のサイトを参考にした。

生のしょうはないのでチューブで代用することにした。なるほど、水+調味料を火にかける前に玉ねぎを入れて煮込むのは意外だった。料理自体に慣れていても、ふだんあまり作らないものはちゃんとレシピを調べて手順どおりに作るのが美味しく作るコツだと思う。書いてあるとおり、沸騰したら牛肉をいれて20分くらい煮た。湯気のかおりでごはんが食べれそうなくらい良い匂いが立ち込めた。

料理の合間にメールをのぞくと、学位審査の審査員の先生からメールがあった。

”学位論文は、審査員全員が十分に修正されていると判断しました。”

思わずガッツポーズした。あとは細かい修正をしてくださいと指示があった。るんるんでお弁当を用意して、大学へ向かった。

午後、作業のあいまにお母さんに電話をした。もらったギフトたちのお礼と、論文修正のOKがでたことと和牛は高級牛丼弁当にして食べたよと報告した。良かったね、よくがんばったね!と言ってもらえた。牛丼については、さらにしらたきとかまいたけを入れるとさらに美味しいといわれた。

引用の細かい自体や文言などを修正し、審査員の先生に返信して早めに大学をでた。スーパーでしらたきとまいたけを買った。昼のお弁当につくった牛丼のあまりをタッパーにいれておいたので、しらたきとまいたけを少量の油で炒めて煮汁とさらに厚揚げをいれて煮込んだ。これであと数日は和牛の甘味に浸れる。

23時半ごろ、審査員の先生から返信があった。

”これで合格で良いと思います。"

やった!ついに!!!喜びの気持ちでいっぱいになった。何事にもおわりがくるものだな、としみじみした。

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