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練り香水, 便利! But..

液漏れの心配がなく、飛行機の手荷物でも運べる香水を探してみたところ、液体ではなく「固形」の香水があるということを知った。練り香水というらしい。英語ではSolid FragranceやSolid Colonge。

練り香水が充填されているケースは主に下記4点;

  • ハンドクリーム(例、ニベア)に使われる缶タイプ

  • 清涼菓子(例、フリスク)に使われるスライド式のタイプ

  • リップスティックタイプ

  • その他、メーカーごとにこだわりがあるタイプ

特に缶とスライド式のものが多く見られ、値段も最も手頃。リップスティックタイプは前の2者に比べると少数派だが使い勝手は良さそうである。
ただ、個人的にいずれの形式も惹かれなかった。私の好みとしては、少々無骨でも長く使えそうな、30代の男性のカバンに入っていて、他の小物類と調和が取れそうなもの、だったのである。

そんな中で目に止まったのが米国のFulton & Roark社の練り香水。金属製のケースがインターネットの写真を通してもかっこよく、開閉ギミックも個性的であった。

早速取り寄せ、飛行機での移動を伴う出張に持っていってみた。素直な感想は「とても良い!」である。
飛行機の荷物検査も全く問題なく、出張先の打ち合わせ前に使うことで気持ちも良い。匂い漏れもほどんとないので、カバンの中に入れておくことの弊害は全くなかった。
「練り香水」は、身軽に移動したい、そして好きな香りをまとって気持ちもよくなりたい、といった欲をちゃんと満たしてくれるということがわかった。

そして実際に使ってみて、金属製のケースの部分に、可能性を感じたのである。
アルミの削り出しで作られたと思われるケースは、見た目はインターネットの画像の通りかっこよかったし、練り香水はリフィル可能な構造になっていて付け替えも容易。
気になったのは蓋の開閉の部分。開閉時に感じる抵抗感や金属の擦れる感覚、音が私の好みではなかった。私の手が小さいせいもあるが、片手開閉するには扱いづらいとも感じた。
せっかく使いやすい練り香水。もしもっと手に持って気持ちの良いケースだったら長く使えるのになぁ、と思ったのである。

気持ちの良いケースって何だろう?
次はそんな探求の話。

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