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世界を触感で捉えてみたら

携帯性能、使い勝手の良さに魅力を感じた練り香水。
ケースの感触を掘り下げたらもっと好きになれそう!と感じたところまで前回に書きました。
で、結局身の回りで使用したとき、あるいは蓋の開閉に伴う触感(Tactile)が良いものはなんだろう?と探してみました。

  • 錠前のダイヤルを回す感触

  • トグルスイッチ(照明のスイッチに使われている)

  • ゲームコントローラのボタン

  • パソコンのキーボード

  • iqosのケース

  • Airpodsのケース

  • 折り畳みナイフ(バックロック式)

  • キャンプ用バーナーの点火装置

  • ノック式ボールペン

上記のようなものなど、いろいろ身の回り探索して絞り込まれてきたのがジッポと車のリモコンキー。このふたつは何より手のひらに収まるサイズで、片手での操作がとても容易。リモコンキー(Key fob)の方はボタンを押すと鍵が飛び出すのだが、所定の位置に鍵が収まった時の感触がよいし、鍵を納めた時にまた心地よい感触がする。家人にうるさい、と言われなかったらずっとカチカチと弄んでしまうくらい何か中毒性がある。
しかし、私にとってはジッポライターの開閉はダントツで心地よかった。手に触れる金属の感触から始まり、軽やかな音とともに蓋が開き、と同時に燃料の何ともいえない香りが鼻腔をくすぐる。閉めるときはまた手に馴染み、金属同士が拍子木を打つように良い音を立てる。めちゃくちゃ、いい…

スリムジッポ(左)と車のリモコンキー(右)

この過程で一番の気づきは、もちろんジッポケースの良さもあるのだけれど、それよりも自分がこれまで世界を「触感」という切り口で捉えたことがなかったなぁ、という点である。もちろん日常生活の中で心地の良い服、ソファの身体を包む優しさ、子供のやわらかいほっぺたなど、触感で喜びを感じることもあるのだけれど、それでも意識に上がることはあまりなかったな、と思ったのである。
自分の生きている世界、自分の感覚にもう少し意識を向けてみたら、何か楽しさが見えてくるかも?と思うきっかけになりました。

みなさんの触覚は、世界をどんなふうに捉えてますか?

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