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旅をするように芝居をする

芝居の話をしよう
今年は発見の年、別れの年、出会いの年、さまざまな物事が動いた一年だった気もする。
その中で30年ほど取り組んできた「芝居」にも変化が訪れた年だった。
芝居、京都から始まり、ロンドン、大阪、長崎、東京、福岡、那覇、岡山。
いろんなご縁があって、いろんな場所で上映をさせていただいたなぁと。
もちろん拠点は「大阪」と「東京」。
ここにベースとなる僕の芝居仲間が集まっている。
音楽仲間も然り。
今年から始めたのは「旅」をベースにした、いわゆる「旅公演企画」。
まさに、芝居をするために地方を巡るのではなく、旅をするように、本来の活動拠点とは別の場所で芝居をするという観点の企画だ。

旅公演との違いは?

旅公演ってこんなイメージ

厳密には変わらないのかもしれない。
正直、このタイプの旅公演を体験したことがないのです。僕は。
なので、結果は同じだよ、って言われるかもしれません、が、
始めたことはこんな感じです。
1)出演者は自分の生まれ故郷の方言で話すこと
2)「旅」をモチーフにしたストーリーであること
3)観客参加型の独自性のある演出であること(これは北村勢吉演出ですということですね)
4)その地域の空気感や特徴を盛り込んでおくこと
5)最後にこれ大事、その地域に住んでいる人とも一緒にお芝居や音楽ライブをする!

とまぁ、まとめると、今まで一部のエリアでしか上演してこなかった僕らスタイルのパフォーマンスをできるだけ多くのエリアの人たちに届けるべく楽しもうぜってそういうことですね。

地域コミュニティのイメージ

地域のコミュニティって

あると思うんですよ。
その地域で生き生きしている人たちが集まる場所や、さらにそこにいろんな軸が重なって、より多くの地域での出会いが生まれて笑顔が増える的な。
そのコミュニティに新たに加わる「軸」に、地域の人たちと一緒に作り上げる「パフォーマンス」ってあるんじゃないかなぁって。

そういう意味で、いわゆる「旅公演」と僕の目指したい「旅をするようにする芝居」はその地域の人たちとの関わりの密度が違うのかもしれないです。

かなり一緒に作り上げるので、僕らが去った後にも、ちゃんと僕らの想いやスタイルがその場所にとどまって、別の花が咲く可能性もある、ということ。
これこそ、SDGs??笑


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