自分の履歴書⑮ 地面に叩き落とされて見えてくる景色
この記事は、6年間在籍した部署から異動後の記事です。
コロナと異動が同時に訪れる
異動が決まってから、20代の時の私が中国で試行錯誤していた時期を振り返ろうと思い、北京に一人で旅行していました。必死にならないといけない、プライドを捨ててガムシャラに模索していた20代だった頃を、中国の風景を見ながら振るい立たせていました。
偶然にもちょうど北京滞在中に、武漢でコロナウィルスが発生したニュースが流れました。そして帰国後、コロナ禍となりました。
プライドが高いままでのリモートワーク
このような経緯で異動と同時にリモートワークがスタートしました。実際に仕事をした事がある人同士だとリモートに移行しても違和感が少ないのですが、異動して実際に会ったことがない人とのリモートでの意思疎通はかなり難しいです。その上、私は異動直後でプライドが高いま新しいチームを批判をし続けました。これでは新メンバーにも嫌がられますよね。
地面に叩き落とされて見えたもの
そして、私はリモートの画面越しで完全に叩き落とされ、自分を見失いました。しかし、ここまで落ち切ってやっと見えてきたことがありました。自分のプライドの高さ、成功したサービスという後ろ盾がないといかに自分が弱いか。それは結局のところ、自らの付加価値の無さを意味していました。にも関わらず、いかに傲慢だったかを思い知ったのです。
ダメな人をきちんと落とし、再チャレンジの間口を大きくする
一度成功した人を評価し続ける企業は多いと思います。成功させ続けていれば良いでしょうが、その後、傲慢になるだけの人は一定量いるはずです。そういう人はきちんと落としてあげることが大切だと身をもって感じました。同時に再チャレンジの間口は大きくすることも大事だと思います。
それは落とされるリスクを恐れて、しがみつくことだけに必死になる人、また、人を蹴落とすことに全力を尽くす人、このような不毛な行為を無くすためです。人生は栄枯盛衰、何度でもチャレンジすれば良いのです。
人はさまざまな立場に置かれて見えてくる視点があります。社長にまで昇り詰めて見える景色、リストラされて見える景色、そこで人は新しい価値を生み出すのだと思います。
そしてnoteをはじめる
自分の履歴書を書こうと思いました。どういう時にどう意思決定してきたのか。自分は何がしたくて、何が社会に貢献できるか。
私の20年の社会人人生など些末なものですし、波瀾万丈な訳でもありません。それでも自分自身の振り返りと、考えてきたことの整理、それらをできるだけありのままに書き、そしてオープンにすることで誰かの日々の生活の手助けにつながれば良いと思いました。
多くの人が決して波瀾万丈ではない日々でも、思い悩むことはとても多いと思っているためです。
私は引き続き試行錯誤の日々が続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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