久々のロードバイク「ブランクがあるなら乗る前に行なう事」体験談あり。
「あれっ!?もっと早く走れるはずなのに」
「あっという間に息切れした」
「坂道が全然上れない」
こんな経験ありますよね?
結論は、経験者でもブランクがあるとパフォーマンスが落ちますよ!!って事です。
ブランクでカラダがなまっていると
ロードバイク初心者でも経験者でも運動へのブランクがあるなら、最初は無理してはいけない。
基礎の積み直しを行い、体力・心肺能力・筋力を育て直す必要があります。
加えてロードバイクのスピードに慣れる『視力』も必要なんです。
感覚が鈍っていると判断方も劣る。
やっぱ速く走っていた頃の記憶がカラダに潜在的に残っています。
その記憶のまま走り出してしまう物ですから、当然パフォーマンスも上がるわけがありません。
ロードバイクの巡航速度はかなり速い。
体感速度は車以上です。
要するに目が慣れていないって事です。
動体視力がおちていると、どうなるのか
慣れない目で、追いつかない動体視力で以前と同じように走るとどうなるのか?
瞬時に判断しないと行けない状況もあるのがロードバイクなんですが、動体視力が落ちていると、目から入る情報が遅く「判断もコンマ数秒遅れます」
この遅れが落車のリスクを増やすことになります。
動体視力が落ちると、視野も狭くなっています。
この事から、最初に行なうことは身体能力を呼び戻す事です。
最初からとばさないこと「抑えて走る」
要するに、いきなりガツガツサイクリングしないって事です。
当たり前と言えば、当たり前なんですが以外と出来ないんです。
何で?って思うかもしれません。
ロードバイク大好き人間なら、なんとなく分かりますよね?
海岸線や山道を、軽快にシューっと走らせ、風を切る爽快感と達成感が、アナタの記憶に残っているからです。
本当にロードバイクで風を切って走っていると、気持ちよいものです。
しかし、ブランクのある現状では、とにかくペース配分を大切にしたい物です。
自身でも「遅っ!!」って思うくらいに、抑える事が大切なんです。
後ろから駆け抜けるスピードで、追い越されても気にしてはいけません。
そんなことは基礎体力が戻ってから行なえば良いわけですから。
焦りは禁物なんです。
ローラー台で基礎を呼び戻す
そんな基礎体力を戻したいアナタがまず行なう事は、自宅でローラー台を回すことです。
ローラー台なら落車することもないし、体力に限界があればいつでもやめられます。
先ずはそんなローラー台でカラダを慣らして、基礎体力を戻すことが大切なんです。
でも、ローラー台では「坂道のトレーニング」が出来ないって思うかもしれません。
安心してください。
前輪の下に分厚い本を重ねて前輪を浮かせて上げれば、坂道と同等の負荷と傾斜が作れます。
後はギアを重くして、60回転くらいで「よいしょ、よいしょ」と回せば良いわけです。
久々に行なうローラー台で、坂道のトレーニングをする必要は無いと思いますが。
じんわり体力を戻したところで、ようやっと外で実走します。
まだ動体視力と判断力が鈍っていることを忘れてはいけません。
70~80%くらいに物足りないくらいで余裕をもって、カラダも目を慣らして行きましょう。
久々に走って落車した実体験を語ります
なんでこんな話をするかというと、実体験で思い知ったからです。
私はIRONMANレースをフィニッシュできるレベル(3回完走)なんですが、それでも数ヶ月ぶりに走ると、パフォーマンスが落ちていました。
愛車のサーベロP2で、ちょっと加速して走るとあっという間に息切れ。
坂道も脚がちぎれるんじゃないかと思うほど、全くというほど上れなくなっていました。
それでも「足はつきたくない」って思いでのぼり、脚がパンパンになって後悔したんです。
平地に関しても、後ろから来る車に「怖さ」も感じるし、瞬時の判断も遅れて「危ない!!」なんて経験もしたことがあります。
と言うか落車しました。
久しぶりにサーベロP2を引っ張り出して、海岸線を走りました。
なんだか心地よい風が気持ちよくて、先行を走るロードバイクに挨拶しながら抜いて更に加速しました。
海は綺麗で波の音に潮風が心地よく、ついつい見とれてしまいます。
海に見とれた数秒の間で、前にいた車に気がつかなかった!!
「やべっーーー!!」と全力でブレーキをかけた!!
TTバイクなので加重が前加重。
なんとか浮いた後輪を押さえつけようとしましたが、前の車に「当たるー!!」っと悲鳴が。
そのままジャックナイフ状態から、180度転がって落車!
一体何が起こったんだ!?って一瞬訳が分からなくなった。
「あー落車したんだ自分」と我に返る。
前の車には追突せずになんとか回避していた!!
幸い後続にひかれなかったのが不幸中の幸い!
「あっ!!サーベロはっ!!」
反転した結果、サドルが変な方向にひん曲がっていた。
「うわー!!やっちゃった」
ショック!!。。。
一応警察に連絡して事情聴取することに。
人取りの説明が終わったところで「救急車いる?」ってきかれたのですが、カラダはすりむいただけ。
「いらないです、自走で帰ります」「ご迷惑をおかけしました」と警察官に一礼して現場を後にしました。
サドルは無理矢理アーレンキーでなおして。。。
結構な距離を動く事が理解できると思います。
一瞬で落車するような事も起こるって事です。
自宅にもどり、整形外科へ診察にいくと「打撲擦過傷」の診断でした。
まー、たいしたことなくて良かった。
しかし、落車寸前でアドレナリンが出まくったせいか「頭痛とけだるさ」が襲ってきました。
ショックもあり、そのまま自宅で寝込んでしまうことに。
数日後に自転車屋さんに行き、事情を話してメンテナンスをお願いすることに。
バイク本体は問題なし。
落車で曲がったサドルですが、あれだけ固いサドルレールですがひん曲がりました。
あえなくサドルは新しく交換することに。
フレームが壊れず運がよかったもですが、手痛い出費となりました。
まとめ
思い出話ですが、ブランクがあると些細なことで「事故や落車のリスクに襲われる」って事なんです。
身をもって知った事を皆さんにも知ってもらい、過信しないように楽しくロードバイクに乗ってほしいものだと思いました。
事故や落車の際にも使える保険も必要だな!!と改めて感じます。
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