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町中華行ったり、書きたい気持ち



2024.8.21(水)

荷物をだす。歯医者で、とれたセメントをつけなおしてもらう。Yの両親の絵を描いて、贈り物といっしょにラッピングをする。

昼、もずくと細ぎり大根と生姜の味噌汁。塩れもんをチャーハンにつかったら、もわ、といい匂い。口から鼻さきへ、行ったことのない国に吹く、肌にまとわる風みたい。仙台の茄子は、みょうばんを使ったみたいにつやのある紫いろで、焼いてしまうのがもったいない。たせこさんがオレンジ色のネットいっぱいにくれた玉ねぎのなかに、赤玉ねぎのちいさいのがひとつ、混じっていた。表面の皮はふつうの茶色、そのむこうに透ける紫。

夜、そら豆米粉めんパスタ。封を切ると、さいごまで結ばれなかったベーグルみたいにして、うつくしいうす緑の麺が寝ていた。ぐつぐつたぎる雪平鍋に放ってしばらくするとスルスルほどけて、きしめんみたいになった。
鎌倉、朝晩は秋の風。




2024.8.22(木)

車検。温かい緑茶をくれたのですすり、むかしの鎌倉の写真が載る雑誌をめくる。

根津で野菜を買い、にんじんラペ、かぼちゃ煮、鶏の炊き込みごはんを助手席でたべる。スーパーで、レトルト食品、野菜ジュースを七千円分。だいたい中華丼、すき焼き丼、牛丼、シチュー。栄養のあるものをあげたいが、レトルトが一番いい、と言われる。過去になんどか、自然食品店で美味しいと思うものを買って持っていっても、あまり好みでないと言っていた。Yの両親は、父の健診で町屋に帰ってきているので、誕生日の贈り物といっしょに渡しにいく。

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