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エッセイ集『二十一日の夜明け前に』

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どうしてこの星にやって来たのか思い出せなくなってしまったときに。 Cover illustration : Satsuki Mishima
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#人生

エッセイ集「二十一日の夜明け前に」リニューアルスタート

「誕生日」という数字にどきどきする 11月14日から22日のあいだは毎年そわそわして過ごしてい…

来年の目標を作るより、来年がどんな年だったか思いだしてみる

 もうすぐ新しい年がくる。  来年の目標をたてることはずっと苦手だ。来年のことを話すと鬼…

なにをしにこんなに遠い星まで

 三日三晩寝不足の旅先からへとへとで帰宅した、とある深夜。  W杯のグループリーグを突破…

映画にならない人生を描いた映画が好き

 二日間、東京でアルバイトがあった。全然気乗りしないけれど、生活のためにつづけている仕事…

どの角を曲がっても寂しさに出会う人生で私にできること

「俺さあ、てっちゃんと行ったディズニーが今まで行ったディズニーのなかでいちばん楽しかった…

こどもをうむ とは

「え、妊娠したって働けるじゃん。ほら、○○さんだってやってるよ」 パートナーがなんの気な…

ただ人として生きる以外に、人生には何もないんだった

去年くらいから興味があったことの一つに、役者ではない皆さんとお芝居を創る、というものがあった。そして、それに近いことが叶った。とある急成長中のIT系ベンチャー企業経営者である十年来の友人から『社員研修として、役員の経営合宿で一日かけて皆んなでお芝居をつくってみたい』と唐突な相談を受けたのが先月。 普段まったく関わりのないだろうお芝居にピンときてくれたことをとても嬉しく思いながらその目的を訊いてみると『みんなで同じ方向を向いていくために』『自分自身でいいんだと思ってもらいたい

心をもってうまれた、だから

アメリカで人気の本を読んだ。死についてこれでもかと哲学した本。 + + + + + 終わ…