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パーソナルトレーナーのあたまの中10

青山、表参道、銀座で4店舗あるPersonal Training Gym UR Fitの代表をしている関です。

また、NCCA(全日本コンディショニングコーチ協会)の東京支部の責任者も兼任しています。

普段のトレーニングは出来るだけ専門用語を避け、お客様に分かりやすくお伝えしているのですが、ここでは、トレーニング中やメニュー作成する段階での頭の中で考えていることをご紹介していきます。

今回は水分摂取について、解説していきます。たかが水分、されど水分。僕は水分摂取をすることで、筋肉が攣りにくくなることを実感しています。

水分摂取について

水は体の構成成分に占める比率が最も高く、成人男性の場合には体重の約60%を占めています。そのほかの構成成分は、たんぱく質が約20%、脂質が約15%、ミネラルが約5%、糖質が約1%といわれています。成人女性の場合は体脂肪が多いので、水の占める比率は約55%程度といわれます。また、胎児で80%以上、新生児・乳児は70〜75%、高齢者では50%と水の占める比率は年齢によっても変化します。

体内の水分は、約3分の2が細胞内液、約3分の1は血液や組織間液などの細胞外液として存在しています。

水の体内での大きな働き

・強壮作用:水分摂取により消化器を活性化し、血流が良くなり栄養に富む体液を循環させる

・新陳代謝作用:体内に溜まった老廃物を排泄する。排尿、排便の促進。

・体温調節作用:発汗で熱を下げたり、体内に熱をためて体温を保つ。

・希釈作用:血中の原因物質(塩分・アルコールなど)を希釈。

中でも新陳代謝作用がボディメイクでは大切になります。血液中の老廃物をろ過するためには、毎日1700〜1800mlの水分が必要になります。そのため水分が不足してしまうと十分にろ過できずに、老廃物が体内に蓄積してしまいます。

また、水分が不足している際には腎臓が水分量をコントロールし、尿の量を減らし濃縮させてしまいます。従って、トイレの回数が少なく、尿が濃いという場合も水分不足のサインです。代謝を促進するためにも「とにかく水を飲む」という習慣を優先して身につけることが重要です。

どれくらい水を飲めばいいかというのが、参考になる計算式があるので、ぜひ計算してみて、1日に必要な水分摂取量を導き出してください。

体重(kg)×43.6=1日に必要な水分摂取量(ml)

例:70kg×43.6=3052ml

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