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【前半】新型コロナの影響下に行った考古館オンラインツアーの全ノウハウを余すところなく公開します!

この記事は、「新型コロナの影響下に行った考古館オンラインツアーの全ノウハウを余すところなく公開します!」の【前半】部分です。
【後半】は下記記事をご覧ください!


はじめに

石棒クラブ上原と申します。

新型コロナウィルス感染症が猛威を振るう昨今。
先日私たち石棒クラブは、活動の舞台である飛騨みやがわ考古民俗館のオンラインツアーを実施しました。その名も

「おうちで飛騨week Day2 おうちで飛騨の縄文めぐり #オンラインタイムスリップ


おうちで飛騨week Day2というのは、岐阜県飛騨市を舞台に、GWの期間において複数のシリーズでオンラインイベントを展開したうちの2日目にあたるということでDay2となっています。 
コロナの影響下でなかなか外出ができないGWにおいて、少しでも外出気分を味わって楽しんでほしいということで5/3(祝・日)に開催しました。
 
このnoteでは、第1部の考古館オンラインツアーについて、自分たちの備忘録の意味も込めて実施体制や設備に関することや成果や課題に関することなど、様々なことを書いていこうと思います。

この企画、実は4月中旬あたりに急遽決まり、急ピッチで準備をし実施まで至りました。
私たち石棒クラブは、現在飛騨市にいるメンバーを中心として、飛騨市とは別のエリアにいるメンバー含めて合計7名で構成されており、あるメンバーの声かけをきっかけとして、「GWにやることもないし!笑よしやってやろうではないか!」という意気込みだけでスタートしました。
(そもそも石棒クラブってなんだという方は、石棒クラブSNSをご覧くださいませ!)

石棒クラブ
https://www.facebook.com/sekibo.club/
ツイッター:@sekiboclub
インスタ:sekibo.club  

1. 企画をしていくうえで大切にしていたこと 

まず企画をしていくうえで大切にしていたことです。 

とにかく外出気分を味わってほしいということ
●真剣に縄文が好きな人、飛騨が好きな人、縄文も飛騨もさっぱりだけどなんか刺激がほしい人など様々なニーズに応えられるオンラインイベントにすること
ギャラリートークのように参加者と一体感を構築する交流にすること
でした。

3点目については、Youtubeの配信やウェビナー形式での実施も考えたのですが、お互いの顔が見えた上で一緒に楽しんでいる感覚を持ちたいということで、今回はZOOMのミーティング形式で実施しました。

最初は「参加者は20名くらいかな」と思いながらfacebookのイベントページやPeatixの申込みページを作成していたのですが、スペシャルゲストの縄文ZINE望月編集長と土偶女子こんだあきこさんなどのお力添えにより、あれよあれよとお申し込み数が増え、申込者数は最終的には北海道から鳥取までの200名に及びました。 とにかく驚きしかありませんでした。

そして強烈なプレッシャーにも苛まれました笑 

申込みいただいた方々の特徴としては、小規模ミュージアムネットワークさんのお力添えもあり、博物館関係者の方々が多くいらっしゃいました。 
 

2.「おうちで飛騨の縄文めぐり」の概要 そもそもどんな企画をしたのか

■日時:2020年5月3日(日・祝)
 第1部ーオンラインツアー 16-17時
 第2部ー縄文スナック 18-19時
■参加:ZOOMにて自宅のパソコンやスマートフォン、タブレット等
■費用:無料(マネタイズについては考える時間もなく、またとにかくたくさんの方に参加していただきたいということで無料としました!)

■申し込み:Peatix(イベント管理サービスサイト)を利用
■広報:飛騨市ホームページや石棒SNS、Peatix等 

第1部についての当日の流れはこのとおりです。
 
16:00-オープニング *石棒クラブご紹介
16:05- オンラインツアー開始
・飛騨宮川の縄文で、縄文時代一万年を語る
・1000本を越える石棒の紹介
・石皿という木の実を磨り潰した石製品、明治時代に学会に方向付けされたものがココに
 ・望月さん・誉田さんがツッコミ役・質問役として適宜参加
16:40- 質問コーナー
16:55- クロージング 

★ツアー開始前のスペシャルゲスト/ツアーコンダクター紹介時の様子

図2


★ツアー開始時の考古館紹介時の様子

図3

★ツアー中の飛騨市の縄文土器紹介時の様子

図4

★ツアー中の縄文土器紹介時の様子

図5

★ツアー終盤の石棒解説時の様子

図6

最初に記載しました通り、参加者との一体感の醸成、交流を目指したため、YoutubeやウェビナーではなくZOOMのミーティング形式にて、参加者同士の顔が見える形で実施することとしました。

また、考古民俗館の発信側と参加者の距離や理解を埋める工夫として、ゲストに雑誌「縄文ZINE」編集長の望月昭秀さん、土偶女子のこんだあきこさんをお招きし、学芸員の解説に対して不明点などがあった場合、随時質問を投げかける形としました。

さらに、参加者の皆さんからはZOOMのチャット機能やツイッター(#オンラインタイムスリップ)で学芸員に随時質問や感想を投げかける形とし、ゲストにそれらを考慮して質問やコメントをしていただきました。

後半の記事では、より具体的な当日の人員・設備体制や成果、課題等を紹介します!


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