雑記:霊廟、その一(浄土寺・一伯廟)

大分市はかつての豊後府内で、戦国時代は大友氏の居城があった場所であり、現在JR大分駅前の広場には大友宗麟や、宗麟がキリシタン大名となる上で大きな影響を与えたフランシスコ・ザビエルの銅像がある。

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大分駅から国道10号線を西方へ一キロ強行った所にある浄土寺には(距離的には西大分駅からの方が近いが)、松平忠直の霊廟があり、その隠居後の号から一伯(公)廟と呼ばれている。

忠直は徳川家康の次子・結城秀康の子で福井藩二代藩主であったが、不行状を咎められて豊後に配流となり、この地で没した。

廟内には忠直の逆修塔と供養塔が納められているが、内部は非公開である。

近世九州における大名霊廟建築の好例と言える。

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忠直の墓は他に東京都文京区白山の浄土寺にもあり、こちらは江戸時代によく見られる位牌型の角柱塔である。

浄土寺は、忠直の子・松平光長に造立された忠直の菩提寺であるが、現在の墓塔はおそらく後代の造立(再建?)と思われる。

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