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【3分で読める世界史】サファヴィー朝の成立

ティムール朝が滅亡する少し前、イランにサファヴィー朝が成立します。

この記事を読めば、「イスラーム世界の繁栄」2つ目のイスラーム帝国、サファヴィー朝について学べます。


①サファヴィー朝の成立

遊牧国家

1501年、イスラーム教シーア派神秘主義の宗教集団が、イランにサファヴィー朝を建国しました。

建国者はイスマーイール1世で、トルコ系騎馬軍団(キジルバシュ)をイスラーム化し、その力を借り建国を実現しました。

首都はタブリーズです。


②シーア派の王朝

コーラン

サファヴィー朝は神秘主義から脱却し、イスラーム教シーア派のなかでも穏健な12イマーム派を国教としました。

しかし、お隣のオスマン帝国はイスラーム教スンナ派。シーア派のサファヴィー朝とは仲がよくなく、抗争を繰り返しました。


③イランの力を結集

イラン

強力なオスマン帝国を、何とかしようとしたサファヴィー朝。

そこで考え出されたのが、イラン民族の総力を結集し、対抗する作戦でした。

君主の称号を、イラン(ペルシア)で伝統的に使われていた「シャー」とし、アケメネス朝やササン朝の後継であることを示し、団結を図りました。


終わりに

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「イスラーム世界の繁栄」2つ目のイスラーム帝国サファヴィー朝の成立についてのお話でした。

次回は、サファヴィー朝のその後をお送りいたします。お楽しみに!


参考文献


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