【3分で読める世界史】オスマン帝国の誕生
いよいよオスマン帝国の登場です。13世紀から20世紀まで、600年も続いた大帝国。
この記事を読めば、オスマン帝国の成立の様子が分かります。
①オスマン朝の成立
トルコのイスラーム王朝であるセルジューク朝が分裂。
13世紀末、そのなかのルーム=セルジューク朝から、オスマン1世がトルコ人戦士を集めて独立しました。
そして小アジア半島の一角で、オスマン朝を建国。オスマン帝国のはじまりです。
オスマン朝は、ビザンツ帝国からブルサを奪い、そこを都とします。まだ小さな街でした。
②オスマン朝の発展
ブルサを拠点に、小アジアを次々と制圧していったオスマン朝は、ついにバルカン半島に狙いを定めます。
そして第3代ムラト1世のとき、ビザンツ帝国第2の都市アドリアノープルを攻略。首都をアドリアノープルに移しました。
さらにキリスト教徒の子弟を鍛錬し、イェニチェリと呼ばれる強力な歩兵軍団を組織し、軍事力を高めました。
③オスマン朝の快進撃
軍を強化したオスマン朝は、ふたたび進撃を開始します。
まず1389年、コソヴォの戦いでセルビアを征服。
つぎに1396年、ハンガリー王ジギスムントの呼びかけにより組織されたヨーロッパの連合軍に、スルタンの称号を名乗ったバヤジット1世が圧勝します。(ニコポリスの戦い)
こうしてオスマン朝は、バルカン半島の大半を支配することに成功しました。
④オスマン朝がストップ
しかし、ここでオスマン朝は一度ストップをかけられることになります。
同じくイスラーム教国のティムール朝に襲われ、まさかの敗戦。
なんとバヤジット1世は、捕虜にまでなってしまいました。
オスマン朝は中断を余儀なくされます。
終わりに
いかがだったでしょうか。今回はオスマン帝国史の第一回目をお送りいたしました。
オスマン朝はどうなってしまうのか。大丈夫です。
次回は、オスマン朝が復活します。お楽しみに!
参考文献
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