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【3分で読める世界史】ヨーロッパの航海者たち

今回はまだ話が出てきていない、近世のヨーロッパの航海者をまとめました。

とくに初めて世界一周を成し遂げた、マゼラン一行は注目です。

この記事を読めば、ヨーロッパの様々な航海者たちの挑戦の様子が分かります。


①ブラジルの発見

インド洋

ポルトガル人のカブラルは、東回りインド航路でアジアを目指していましたが、途中で遭難。

そこで漂着したのが、まだ見ぬ世界、南米大陸でした。

この流れ着いた陸地は、トルデシリャス条約で引いた新しい分割線の東側だったため、ポルトガル領と宣言されました。(前回の伏線はここに活きます)

この地が、現在のブラジルです。


②アメリカ大陸横断と太平洋の発見

太平洋

次にスペイン人のバルボア

彼はヨーロッパ人で初めて、アメリカ大陸を陸路で横断しました。

そこでアメリカ大陸の西側には、さらに大きな海が広がっていることを、その目で見てきました。

バルボアは、この海を「南の海」と名付けました。のちの太平洋です。


③マゼラン一行の世界一周

コロンブス

そしてヨーロッパ人による航海の集大成が、マゼランとその一行の世界周航です。

マゼランはポルトガル人でしたが、亡命先のスペインで支援を受けて、スペインの事業として、西回りでアジアを目指しました。

南米大陸を南下し、マゼラン海峡を通り、太平洋に出ました。(太平洋と名付けたのはマゼランです)

一行は海をひたすら突き進み、ついにフィリピンに到達。

しかしマゼランは現地民に殺されてしまいます。

残された部下が、そこからスペインに帰りつき、世界周航が達成されました。

これにより「地球は丸い」ことが証明され、トルデシリャス条約と同じように、球体の裏側にも分割線が引かれました。(サラゴサ条約

また、のちにスペインはフィリピンを征服。マニラ市を建設し、貿易の拠点とします。


終わりに

まとめ

いかがだったでしょうか。ついにヨーロッパ人による、世界一周がなされましたね。

次回は、スペインによるアメリカ大陸征服のお話です。お楽しみに!


参考文献


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