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16.3.2 中東・アジアの地域紛争 世界史の教科書を最初から最後まで

アジアの冷戦後の地域紛争について見ていこう。

パレスチナ問題についてはこちら(15.3.1 第三世界の連携と中東戦争)を見てください。

アジアでは、かつてヨーロッパ諸国が恣意的に引いた「国境線」が「少数民族」の行き場をなくし、紛争の火種となるケースが見られる。

代表例を3つ紹介しよう。


まず、トルコ、イラン、イラクなどにまたがる「クルド人」問題。
クルド人は、周辺国からの迫害を受ける一方で、イギリス・アメリカ・ソ連などによる独立支援を受ける中でいくつかのグループに分裂。シリア内戦の影響もおよぶなか、いまだに解決の糸口は見えていない。


インドとパキスタンの間には、カシミール地方をめぐる対立がある。
資源を産出するカシミール地方は、現在もパキスタン側・インド側、それに中国側の3つのエリアに分断されたままだ。



スリランカにおけるシンハラ系住民(多数派、仏教徒)と、南インドにルーツをもつタミル系(少数派、ヒンドゥー)との間の内戦も凄惨をきわめたが、2009年に終結。和平

ポルトガルが植民地を放棄した東南アジアのティモール島東部(東ティモール)には、インドネシアが侵攻し、内戦に発展していたが、2002年に分離し独立した。


院派対立。


スリランカ内戦。

東ティモール。

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