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”国際系” note まとめ

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This magazine curates notes relating to stuffs between globalness and localness.
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2020年2月の記事一覧

武漢肺炎の負の影響は計り知れない。人間や経済だけでなく動物たちへの影響も考えたい

新型コロナウイルス騒動で春節休みが延長され、たくさんの中国民はいまだに引きこもり生活をしています。 外出する人が激減したことの社会へのインパクトはとても大きく、経済に関することは日本のメディアもたくさん報道してるようですね。 日本のみなさんにとって身近なところでは、感染者対応はもちろん、日本各地のインバウンドビジネスの苦戦や、マスクの生産だったりがあるかと思います。 当事国の中国での影響はもっと深刻です。今日は日本のメディアにはあまり報道されていなそうな悪い影響について

【参加者の声】地に足をつけた状態で物事を考えることが大事

Career Discovery Abroad (CDA)プログラムに参加をした山本朋果と申します。現在日本で会社員をして丸3年が経とうとしています。今回、プログラムへの参加をして感じたことや、シアトルで過ごす中で気づいたことなどについて書きたいと思います。 なぜシアトルへ行くことにしたのか?私は2015年にiLEAPの別プログラム、Social Innovation In Seattle(SIIS)に参加をしました。その時からシアトルが大好きで、働き始めてからも有給休暇を

上海でアトリエ付きホテルに無料滞在!SWATCH ART PEACE HOTELでのアーティスト・イン・レジデンスレポート

2017年11月から半年間、上海のSWATCH ART PEACE HOTELでのアーティスト・イン・レジデンスに参加していたOuma。 レジデンスもすでに6件目ですが、丸2年の間に6件なので、ちょっとしたマニアですね笑。宿泊部屋もアトリエもこれまでで一番ゴージャスでした。こんなに素晴らしいロケーション、設備のところに無料で半年間滞在できるなんて。 しかも渡航費助成、中国ビザ助成つき!そんな素敵スペースをご紹介です! ※館内写真等はSWATCHの許可を得てアップしています

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アブさん&Konoさんのアフリカニュース 西アフリカ通貨問題編 Parler de la monnaie ECO en Afrique de l'Ouest

セネガル人のアブさんと、たまたま初めて来店されたお客さんでとても優秀だったKonoさんによるアフリカニュースです。 西アフリカの通貨問題、CFAフランからエコECOへ変わろうとしている現状についての解説です。 parler de la monnaie ECO en Afrique de l'Ouest 内容は ・フランスvsアフリカ仁義なき戦い!? ・その時ルワンダは? ・現状の状況&課題まとめ ・アフリカの大学の話も が混ざってます。 ◆字幕編集はVrewという無料ソフトでやっています。便利! こちらです⇒http://vrew.voyagerx.com/ja Shot & edited by Jiyoung-san

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カダフィ大佐、黄金の銃の行方

2011年のリビア内戦の時に有名になった、黄金の銃を持つ青年を追う15分程のドキュメント映像 「カダフィが所持していた金色のコルトガバメントは今も現存するのか」という内容で結論をいうと、その青年の父親が持っていたというエンディング。実際に今も現存していて非常に見応えがあった。 ただもう一つの内容として、カダフィの独裁は終わったけどイスラム国との戦いで平和にはなっていないという負の側面も紹介されていた。2016年の作品なので、今はもうイスラム国は衰退して状況は違うかもしれない。 フセインの黄金のAKもあったし、もっとさかのぼればゲーリングのルガーとか権力者はなぜ金ピカの銃を欲しがるのか笑 あと何だかんだでカダフィ存命時代は、いろんな国の政治家がキャラ濃くて面白かった(まあ今も中々キャラ濃いが) 当時リアルタイム厨ニ病だった自分はカダフィ、金正日、プーチン、ニヤゾフ等の悪役陣営の独裁者かっけぇと思っていたのが懐かしい。 しかもプーチンはそのメンツの中で、まだ現役というのが凄い笑 カストロ議長も既にいないしな〜 今どきいないだろうね、そういう悪役陣営の指導者に憧れるみたいな中高生男子の厨二病の奴とかさ。 FPSで銃に興味を持ってもそこから史実に興味が進まないってのが現代の特徴なのかもしれない。 当時、背伸びして世界情勢に興味持ってるイタい厨二の間では結構カダフィの人気はあった。おそらく大佐っていう肩書がかっこよかったんだろうね笑 そいつらの特徴=社会や歴史のテストだけは凄いし、教師とも盛り上がる。 今の厨二はそういう文化がちょっと少なくて寂しいというのはある。FPSだけが銃じゃないんだよと、そう後進に伝えたいものですよ(老害感)

アフリカで見つける未来のビジネス

ご縁があってのことだろう、この半年ほどでアフリカに3回足を運んだ。今後も定期的に訪れることになりそうだが、自分自身が関わるIT教育に限らず、アフリカでのビジネスを知ったり、ヒアリングや見学をさせてもらうことが増えるにつれて、アフリカには未来のビジネスの種がたくさんありそうだ、という気持ちが、確信に変わりつつある。 たとえば、マイクログリッドにまつわるビジネス。まだまだ電力の供給が不安定であったり、電力自体が行き渡らない場所も少なくないアフリカで、小規模な発電設備によるコミュ

2010年2月に帰国した世界一周の旅から、ちょうど10年。なにが、変わったのか?

写真は世界一周のひとり旅で、モロッコのサハラ砂漠を訪れたときの写真です。いまでも、その土地の空気、風、匂いはうっすらと思い出すことが出来ます(株式会社TABIPPO 代表・清水直哉) 今日は2020年2月17日、実は自分にとっては意味のある1日です。 ちょうど10年前の今日、2010年の2月17日に世界一周のひとり旅から帰国しました。たった3ヶ月間の旅でしたが、自分にとっては大きく人生が変わったきっかけとなりました。 2010年という10年前、そして2020年という今。

【アートな1冊】独自の魅力と視点の違い『フランス人がときめいた日本の美術館』

『フランス人がときめいた日本の美術館』(集英社 2016年) 日本にいるとわからない日本の特徴が、外国からはわかることがある。一見するとよくある美術館ガイドのようだが、ページをめくると、〝フランス人〟の〝美術史家〟の視点が新鮮に感じられるとともに、これが優れた読みものであることを実感する。 美術館を選んだ基準は、日本文化を知るのに最適な場所。そんな視点をも堪能したい、美術館ガイドだ。 まず、日本の展示そして絵画や巻物は、文字と同じく右から左へ見ていくという指摘に、ハッとさ

生徒が主体の授業とは?NZの授業から考える

こんにちは😃現在ニュージーランドへ留学中のLISAです! 海外の授業を受けていて感じることは”授業は生徒が主体だ”ということです。一体どういうことなのか、ぜひご一読ください! 生徒が主体、先生はあくまでサポートするだけ 日本の授業のように先生が前に立って黒板を書き、生徒がノートに書く。と言った授業はほとんどありません。基本的には生徒が自分たちで考え、その結果や意見に対して先生がフィードバックをします。 例えば数学の授業での話。散布図について学んでいるときで、トピックは”

そこにある世界を歩いてゆく 「スエズ運河編」〜Peace on the Boat trip〜

スエズ運河をのんびりとクルーズ。どこまでも広大な砂漠の世界を、海から眺めるなんて斬新!エジプトの砂漠を眺めながら感無量で乾杯しているおじさんや、わいわいとBBQにいそしむ若者たち。皆それぞれに思いのままプライスレスな時間を過ごしていた。 そして夜、急患が出たことによってまさかのサウジアラビアへ!普通なら入国できない国の夜世界を、船の上から見渡すと!?まさかの光景、これがあのサウジアラビアなんだって、今までのイメージがぶっ飛んでしまった瞬間だった… スエズ運河編 ↓こちらか

(ことばよりみち)カーボ・ヴェルデ・クレオール語

購入されていない方も多いと思うが、しばらく前に『カーボ・ヴェルデ・クレオール語への誘い』という本が出版されました。私は確か、京都駅前のイオンのところの大きな本屋さんで買ったと思います。 カーボ・ヴェルデはアフリカ大陸の大西洋沖に浮かぶ島国。私も行ったことがありませんが、この『カーボ・ヴェルデ・クレオール語への誘い』を読むだけで、この国の人々がどれだけ素晴らしい精神文化をお持ちなのか、カーボ・ヴェルデ・クレオール語の勉強を通して体験することができるでしょう。 カーボ・ヴェル

11.4.3 近代諸科学の発展 世界史の教科書を最初から最後まで

19世紀以降の近代科学のベースは、すでに啓蒙主義の時代にあった。 こうした学問のシステムのほとんどは、国家主導での近代化をすすめ、そのための教育機関として大学を重視したドイツで生まれた。 「強い国、国のために尽くす国民」を養成するために、高等教育の機関である大学とともに、職業教育や普通教育機関が、国主導でピラミッド型に整えられていったんだ。 哲学、政治・社会思想の分野 哲学者としては、プロイセン王国のカント(1724〜1804年)が、すでに「ドイツ観念論」哲学を完成さ

11.3.3 アメリカ合衆国の重工業化と大国化 世界史の教科書を最初から最後まで

南北戦争に勝利した北部主導のアメリカ合衆国政府は、この戦いを「南部の反逆」として処理。 二度と南部が北部に挑戦しないように、南部のステイト(州)の国家組織を根本的に “インストール” しなおそうとした。 この再インストール時代のことを「再建期」という。 主導したのは北部の共和党。「アメリカ合衆国」の連邦憲法が修正される形で、奴隷制は正式に廃止される。 解放されたアフリカ系の黒人たちには選挙で投票する権利が与えられた。 しかし、南部から連邦軍が撤退すると、1890年頃から州

11.3.2 アメリカ合衆国の領土拡大 世界史の教科書を最初から最後まで

18世紀末にイギリスの北アメリカにある13の植民地は、アメリカ合衆国(the USA)という独立した国となった。 しかし、「もともと別個に自治権をもっていた「植民地」を、どうやって国としてまとめるべきか?」をめぐり2つの意見が対立。 「イギリスなどヨーロッパ諸国に対抗するには、ひとつひとつの元・植民地(ステイト)では対処しきれないことが多すぎる。だから13のステイトの“まとめ役”である連邦政府に強い権限を与えるべきだ。そうしなければ、バラバラになってしまい、せっかくの独立