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“思わずツッコみたくなる”企業のユニークなSNSアカウントを大真面目に分析してみた

日々SNSを眺めていると、思わずつっこみたくなるようなユニークな投稿やアカウントに出会いますよね。

その面白さが癖になってファンになったり、企業アカウントの場合や商品の購入に繋がったりします。

そこで今回は、そんな思わずツッコみたくなる企業のユニークなSNSアカウントを集めて、それらの事例から「ユニークなSNSアカウントにはどんな特徴があるのか?」を、セカイ監督の広報チームで紐解いてみることにしました。

面白い事例を大真面目に分析することになりますが、ぜひお付き合いいただけると幸いです。

【思わずつっこみたくなる企業のユニークなSNSアカウント4選】

松屋フーズ公式アカウント(Instagram)

「企業のユニークなSNSアカウント」と聞いて、松屋を思い浮かべる方も少なくないでしょう。

言わずと知れた牛丼チェーン店ですが、松屋の牛丼やロゴを使った「斜め上」の投稿で人気を博しています。

松屋カラーのアイドルの応援うちわや松屋の牛丼があしらわれた痛バッグ、おしゃれな花に囲まれた松屋の牛丼の写真など、シュールで面白い投稿を全力でやり切ることで、群雄割拠な牛丼チェーンの世界において独自の立ち位置を獲得しています。

SHARP

「シャープさん」でお馴染みのSHARPの公式X(旧ツイッター)も、ユニークさではSNS界で一際目立っています。

誰もが知るシャープという大企業において、「ねむい」とツイートしたり「(他社の広告に対して」よくないけどいい」と引用リツイートするなど、大企業のアカウントらしからぬ意外性が人気の要因となっています。

面白いツイートをするだけでなく、フォロワーの家電の悩みに寄り添って回答したりと、その親近感も多くのフォロワーを抱える理由の一つでしょう。

アース製薬

アース製薬は、広告プランナー・ふくままさひろさんのインタビューでも紹介した「ゴキブリ目線のInstagram」をはじめとして、ユニークな切り口でSNSアカウントを運用しています。

自社の商品をただ紹介するだけでなく、 #アース製薬商品総選挙 というハッシュタグを用いてSNSユーザーを巻き込んだ投票企画を実施し、クオリティの高い選挙ポスター風のクリエイティブを制作して各商品の情報をInstagramに投稿しました。

また、ゴキブリ目線のInstagramが派生して(?)ゴキブリになりきってアース製薬の製品による始末を逃れる「アース製薬からの脱走」というスマホゲームも開発され、その実況動画(絶叫動画?)もツッコミ要素満載です。

「防虫・殺虫」という少しネガティブな商品をユニークな視点で紹介していくことで、フォロワーが面白がってくれ、商品に興味を持つきっかけとなっています。

Redbull

これまでの3アカウントとは少し毛色が違いますが、「翼をさずける」でお馴染みのRed BullのInstagramアカウントも、思わずツッコみたくなるSNSアカウントです。

エナジードリンクを製造・販売していることから、エネルギッシュに果敢に挑戦するようなReels動画を投稿しているのですが、それがあまりにもエネルギッシュすぎて筆者的にはツッコみたくなります。

ジェット機が通過するスレスレでスカイダイビングをしたり、断崖絶壁の山をマウンテンバイクで駆け降りるなど、「危ないわ!」「こんなのよくやるわ」という感情を持ちますが、これらの投稿により「Red Bull=頑張りたい時、挑戦したい時に飲むもの」というイメージを伝えることに繋がっています。

【思わずツッコみたくなるけど人気なアカウントやコンテンツの共通点】

これらの4つの事例から、「思わずツッコみたくなるけど人気なアカウントやコンテンツの共通点」を分析してみました。

「こういう事例もあるよ」「こういう共通点もありそう」というものがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね。

①切り口が多い

まず気づいたのが「切り口の多さ」です。

  • Red Bull:自転車や飛行機などの「乗り物」、空や山などの「場所」

  • 松屋:バッグや花などの「物」、推し活やラブストーリーなどの「場面」

というように、商品やサービス、企業を様々な切り口と掛け合わせてユニークに見せることに成功していると言えます。

企画を考える際も、Red Bullを例にあげると「エキサイティング→スポーツ→球技(テニス、サッカーetc.)&アウトドアスポーツ(サイクリング、BMXetc.)」と細分化してネタを挙げていくといいでしょう。

②逆の視点

「逆の視点」もユニークなアカウントに見られる特徴です。

  • アース製薬:殺虫剤で虫を処理する→虫が殺虫剤で処理される

  • SHARP:大企業=お堅いイメージ→大企業だけどくだけた人物像

といった逆の視点を取り入れることで「意外性」が生まれ、SNSユーザーの興味を引く要因の一つになっています。

③意外性と既視感の掛け合わせ

上記で挙げた「意外性」と「既視感」も重要な要素ですね。

アース製薬で言えば選挙ポスター、松屋で言えば流行りのBGMや動画の型など、「〇〇さん(SNSアカウント)でもそんなことやるんだ!」という意外性と「これ見たことある」という意外性の掛け合わせによって、そのアカウントにしか作れない独自の投稿を作ることができます。

④徹底したユーザー目線

ただ面白いだけではなく、徹底したユーザー目線を持って運用していることも特徴です。

ユーザーの悩みに「わかる」と寄り添うツイートをしたり、フォロワーが楽しんで参加できるSNSキャンペーンを実施したりと、「自分だったらどんなアカウントをフォローしたくなるか?」を考え抜いた結果、独自ユニークさが生まれるとも考えることができますね。

【セカイ監督の制作動画での事例】

最後に、セカイ監督が制作した広告動画についても触れます。

新潟のご当地アイス会社 セイヒョーの「アイスセレクション」の広告動画で、

  • 学園モノの企画におじいちゃん、おばあちゃんを起用する

  • サムネイルをキス直前のシーンにする

といったツッコミの多い動画によってSNS上でバズを引き起こし、Twitterを中心に公開から数日で1200万再生のバズを巻き起こしました。

ここまでの内容をもとに分析してみると、

  • おじいちゃん&おばあちゃんのキスシーンという意外性

  • 学園モノという既視感

  • 「なんだそれ」とユーザーがツッコみたくなる余白の多さ

といった要因があると考えることができますね。

以下から動画を観られるので、気になった方はぜひ観てみてください。

▼なぜか最後まで見てしまうアイス屋さんのCM

▼放送事故すぎるアイス屋さんのCM

▼もはや放送事故なバレンタインCM

【まとめ】

今回は、“思わずツッコみたくなる”企業のユニークなSNSアカウントを大真面目に分析してみました。

ユニークさを出したSNSアカウントの運用やコンテンツの制作は、企業イメージの観点である程度リスクを伴いますが、コアなファンを獲得したり、バズによって多くのユーザーにリーチしたりと効果的な施策となっていきます。

こういった独自のカラーのSNSアカウントの運用や広告動画の制作を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

また、ユニークな動画の制作を依頼する企業をお探しの方は、ぜひ気軽にお問合せください。


セカイ監督は「オモシロイ広告専門の映像屋」として、ユーモアとシュールさを前面に打ち出した広告動画を制作しています!

”独自性”のあるオモシロイ動画広告によって、「認知拡大」「商品購入」「採用」などビジネスにおける様々な課題を解決しています。

セカイ監督の制作する映像の特徴は以下の通りです。

1. シュールで面白い映像に特化
一癖も二癖もあるけど笑える映像の専門家。コメント欄には「盛大にお茶吹いた」「この広告にGO出した会社どこだよww」と、愛のあるツッコミが殺到!

2. SNSでバズらせるノウハウ
バズる動画のつくり方や拡散される発信の方法を熟知。バズる動画のつくり方や拡散される発信の方法を熟知。バズる動画のつくり方や拡散される発信の方法を熟知。

3. 他には真似できない圧倒的な企画力
時代的に何が求められていて、どんな企画がウケやすいのか。トレンドや親しみのあるフォーマットを取り入れながらも、意外性のある作品制作に定評アリ。

  • なぜか最後まで見てしまうアイス屋さんのCM

  • トラウマ確定な昭和のアイス屋さんのCM

この記事を読んで、セカイ監督のことが少しでも気になった方は以下のHPもぜひご覧ください!


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