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君たちはどんな世界を生きるのか?【第6回:<経営者必見の回>これからの経営者は「感覚(どんぶり勘定)経営」は、本当に危険!|「勉強」が数十倍の価値を持ち始める未来がくる

前回は、
日本の「会社や仕事」の未来
を想像していく為に必要な準備
として「GDP」を説明していきました。

このシリーズの第1回は ↓ から

では生きていく為に必要な
仕事(お金)がどうなっていくのか?
予測していきましょう。

人口が半減すると?イメージ

前回だしたイメージと同じですが、

現状


子どもが生きる未来

物を買ってくれる人は半分
従業員も半分
となります。

単純に、
日本の物を買う力=支払える金額も半分です。

つまり、
今のままの企業の数では
全ての企業の売上は半分

になるわけです。

各企業の規模が今のままなら
維持することは無理
ということはわかると思います。

でも人口も半分になるんだから、
企業が支払う費用、
人件費(給料)も半分
原材料や仕入れ費用も半分
になるんだし、
なんとかなるんじゃないの?

しかし実際はそうはいきません。

売上が半分に減ると、
会社の「利益」は、
半分を越える減少になるからです。

ちょっとイメージが掴みずらいので、
図を使いながらざっくり説明します。

経営者の方は覚えておいて損は有りません。
「固定費」という概念が関係します。

「利益の減少」は「人口減少以上」になる? 「固定費」の恐ろしさとは?

人口が半減すれば、
売上は単純に半分になるとします。

変動する費用(以下、変動費)である、
物を作る「材料」の仕入れ
働く人たちに払う「人件費」※
光熱費 etc etc
も半分になる。

だから「利益」も半分
と思いますよね。

※よくご存じの方は
「人件費は固定費」
と言うと思いますが、
従業員数が半分になれば、
支払いは半分になると考えて下さい。

が、
家賃等の固定費は変動しません。

例えば事務所を借りて、
その事務所に「何人いようと」
その企業が「どれだけ物を作ろうと」
費用は変わりませんよね?

人口が半分になろうとも、
支払う金額は変わらないのです。

費用は全てが半分にならない。

これを考慮して、
人口半減
=売上半減
=変動する費用半減
として考えると、
図としてはこうなる。

上の図はちゃんと、
売上、変動費は半分
の長さにし、
固定費は変わらず同じ長さ
で作成したものです。

図で見るとよくわかりますが、
利益は「半分」ではありません。

無くなっただけでなく、
残念ながら赤字なのです(´;ω;`)ウゥゥ

【参考】大企業なら安全か?

上の結論から言えば、
固定費が多ければ多い程、
利益は圧迫されやすくなる

という事になるわけです。

当たり前ですが、
大企業の方が、
いろんな土地や拠点を持ち、
機械や設備を持っており、
固定費は高いです。

その固定費が高い程、
左右される可能性は高くなる。

なので「大企業」でも安心はできません。

これからの経営者は「感覚(どんぶり勘定)経営」は、本当に危険!


人口が半分=売上は半分=利益も半分

↑のような
誰もが想像しそうな「人の感覚」は、
現実との間に大きなずれを生んでいる。
ということをほとんどの人は知りません。

実は、人間は統計(数字)が苦手です。

どんなに頭が良く、
「統計の専門家」であったとしても、
「頭の中だけ」では統計的数値は考慮できない。


と「ノーベル経済学賞」受賞者の
ダニエル・カーネマンは証明
しています。

なので、
経営を「感覚(どんぶり勘定)」でする人
が多くなるのは当たり前
なのです。

「数値」ってめんどくさいですしね。

ただ、
経営を「感覚」でするな!というのは、
「感覚とのずれ=落とし穴」があるからです。

「数値」には、
「危険」を計る物差し
・人間の感覚のズレを補正する
としての役割があります。

・数値(危険)を無視する経営者
・予測を取り込みつつリスクをとる経営者

これからの未来の日本で、
どちらが「リスクが低いか?」は明白です。

それでも数値の重要さをわからずに、
感覚のみで走る経営者は減らない。
そう思っています。

それが、
ダニエルカーネマンが見つけた、
「人間の性質の一つ」だからです。

危険が見えない…

すると現実的にはどうなっていくのか?

予想をはるかに超える企業の倒産

利益があるならば、
なんとか出来る企業も多いでしょう。

しかし実際には、
利益は雀の涙か、真逆の赤字を、
突然目の前に突き付けられる。

予想をはるかに超える多くの会社が、
事業が成り立たず閉業、倒産

することが考えられます。

「人口半減」の割合よりも、
さらに多くの「企業の消滅」
が考えられるわけです。

さてこうなってくると、
未来の子どもたちの仕事
はどうなってくると思うでしょうか?

<想像してみよう>「企業数が激減」すると、未来の子どもたちの仕事はどうなっていくのか?

もちろん順調に行く企業もあります。

が、
順調に行かない企業の方が多くなる
というのが恐ろしい所で、
その理由を書いてきました。

さてこのような状態になると、
未来の仕事(従業員側)の状況
はどうなっていくのでしょうか?

できれば、
一度自分で想像してみてください。

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