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「また帰ってきたくなる。」 SEKAI HOTELが目指す”セカイ”とは?

こんにちは!SEKAI HOTELスタッフの林です!

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今回はSEKAI HOTELってどんなホテルなの?何をしているホテルなの?
という様々な疑問から、SEKAI HOTELが大切にしている価値観やセカイ観について書いてみました。

プロローグ

本当の「まちの魅力」ってなんだろう?

私たちはお洒落なカフェがあるだとか、買い物ができるおっきなショッピングモールがあるだとかそういった造られた魅力ではなく、そこにある「飾らない日常」こそがそのまちの魅力だと思う。

一朝一夕では作れない独自の"文化"や、時代が紡いできた"伝統"、そしてまちに関わる全ての人々が創り上げてきたそのまちらしい"人情"や"空気感"。それらが織りなす「日常」にこそ、まちの本当の魅力があるのではないか。

しかし、日本中に溢れているたくさんの”まちの魅力たち”は、いつのまにか見過ごされることが当たり前になり、遭遇することが難しくなっているのではないだろうか。

今こそもう一度、忘れかけていた”人と人との繋がり”や築き上げられてきた”歴史や文化”を再発見し、未来に向いて進化させるきっかけを作りたい。

そんな想いを胸に、SEKAI HOTELを運営している。

SEKAI HOTELとは

SEKAI HOTELは少し変わったホテルです。

「普通のホテルとどういうところが違うの?」

ここで定義している「普通のホテル」とは、ホテル建物内のフロントでチェックインを済ませ、エレベーターで客室まで上がり、大浴場で汗を流して、宴会場で夕食をとる。そんな1つの建物の中にすべての機能があるホテルを指します。

では、私たちSEKAI HOTELは、何が違うのか。

それは、先程述べたような一般的なホテル機能の部分であるフロントや客室、レストラン会場や大浴場などをまちの至るところに点在させているというところです。まずは、商店街の中にあるフロントでチェックインを済ませ、スタッフが商店街に散らばった客室へとご案内させていただきます。そのあとは、近所の銭湯で地元の人たちと肩を並べたり、夕飯には地域の人たちでにぎわう居酒屋で一杯呑んだり。

“旅先の日常に飛び込もう”

まち全体をまちごとホテルに見立て、多彩なまちの魅力を楽しみ尽くす。初めて訪れる旅先でも、まるでそのまちの住民になったようなホテルステイを楽しむことができるのがSEKAI HOTELです。

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そんなSEKAI HOTELでは、「”ORDINARY”=誰かの日常は、あなたにとっての非日常」というコンセプトを掲げています。

「ORDINARY」とは、必要以上に着飾った観光客向けのコンテンツではなく、まちに根付く文化や歴史、地元の方々など、地域のありのままの姿を指します。

たとえば、現在SEKAI HOTEL Fuseを運営している”布施”というまちは、大阪の中では特に下町の雰囲気漂うディープなまちで、個性と人情の溢れるまちでもあります。

そんなまちで観光客を待っているのは、たこ焼き屋さんの大きすぎるほどの「まいど、おおきに〜」という声や、商店街で鳴り響く自転車の「チリンチリン〜♪」というベルの音、ぶら下げられたザルからお釣りを取り出す昭和スタイルの八百屋さんなど。

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このまちの”ありのままの日常”こそが、観光客にとっては特別な非日常体験である。そして実際にそのまちの文化や歴史を肌で感じ、心で触れ、人と人が繋がる。

旅先の地域コミュニティに飛び込む体験ができるからこそ、第二の故郷のような”またいつか帰ってきたくなる居場所”になっていくのだと私たちは考えています。

なぜSEKAI HOTELはここまで、”ありのままの日常”や”人との繋がり”というキーワードを大切にしているのか。

観光大国になりつつあった日本社会では、主要観光地をめぐるスタンプラリーをただ塗り潰すような、”消費する観光”が当たり前になってきています。しかし、私たちは現代社会において「持続的な関係性である、共存する観光」を目指すべきだと考えています。

SEKAI HOTELはガイドブックに載っているような情報を提供するのではなく、まちにいる名物の大将や、まちの人しか知らない老舗の和菓子屋さんなど、そのまちの人しか知らない魅力を、私たちが発信者となり届けていくことで、ゲストの方には「こんな素敵な場所があるんだ」と発見してもらえるように。そして地域住民には「こんな素敵な場所もあったんだ」と再発見してもらいたい。

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昔ながらのご近所付き合いのようなコミュニケーションが減ってきている時代に、観光客を地域住民が一方的におもてなしをするサービス業の関係ではなく、観光客×地域住民×SEKAI HOTELの三者がFriendshipで織りなすコミュニティを広げていくことで、ORDINARYとの接点を演出しています。

何気ない日常が、特別な旅行体験になるようなORDINARY体験。

訪れたまちの人々が営む日常をも大切に思えるコミュ二ティをつくり、みんなにとって”居心地の良いサードプレイス”を世界中に広げていきたい。

その先にはきっと、国籍や世代、文化やハンデキャップすらも飛び越えた分け隔てない未来、「No Borderなセカイ」が待っているとSEKAI HOTELは信じています。

施設情報
SEKAI HOTEL Fuse
住所:大阪府東大阪市足代1-19-1
Tel:06-6748-0750

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