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アメリカ往復日記

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アメリカ往復日記の記事をまとめました。
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2021年11月の記事一覧

アメリカ往復日記 #6|雑踏のニューヨーク

ナイアガラからニューヨークへ車内では、1人で二人分の座席を利用できた。ニューヨーク(NY)が近づくにつれて外は再び雨模様になってきたけれど、大きなトラブルはなく、12時前にNew York Pennsylvania Stationに到着。 外は雨ということに加えて、もちろん疲れてもいたし、なかなか出歩く気にはなれない。チケット購入の長い列に並んだ後、駅中の売店で昼食のサンドイッチをほおばり、NYの街中へと繰り出す。 地上に上がると目に飛び込んでくるのは、黄色いタクシーと行

アメリカ往復日記 #7|ニューヨークで過ごすクリスマスイブ

自由の女神を拝みに。朝8時、眠い目をこすりながら起床。9時過ぎにチェックアウトをすませ、地下鉄Rに乗ってSouth Ferry駅にて下車。フェリー乗り場までの道のりを歩いて向かう。 昨日とは打って変わっての晴天が広がっている。その分、風が冷たい。人々が長い列をつくっていたものの、演奏をするパフォーマー、サウスマンハッタンの町並み、そして何より沖合に見える自由の女神の姿によって、退屈さを感じずに済ませることができる。 手荷物検査を受けた後、フェリーへ乗り込むと、3階の船後部

アメリカ往復日記 #8|ボストンで身に沁みる寒さと温かさ

ボストン寒い事件ボストンに列車が到着したのは、予定の8時より少し前だった。清々しいほどの快晴であるが、その分、朝の空気は非常に冷たい。 いつものようにホームで写真を撮った後、駅のロビーへと向かったのだが、寒さのあまり、しばらくはボーっとして動くことができない。駅の電光掲示板、その下の各お店でパンやコーヒーを食べる他の乗客を眺めながら、時間を過ごす。 パンフレットを集めたのち、意を決して着替えのためトイレへ。防寒用にミズノのアンダーウェアとヒートテックタイツを装着。9時過ぎ

アメリカ往復日記 #9|アメリカの首都で感じる自国愛

アメリカ合衆国の首都に到着電車は予定通り、7時前にWashingtonに到着。待合室へ移動するものの、体が重くて言うことを聞かない。まだ朝早くて時間もあるし、外に出るのも寒いし、そもそも街も起きていないだろうし、(そして何よりワシントンにはそれほどたくさん見て回る所は無いだろうと思っていたので、)しばらくウダウダすることに決め、仮眠をとる。 その後、着替えたり、顔を洗ったり、今日の帰りに買い物をすることになるであろう飲食店を見て回ったりすると、10時前。Washington

アメリカ往復日記 #10|旅の折り返し、ニューオーリンズ

ワシントンDCからの長旅目を覚ましたのは8時頃かと思う。朝食は、昨日購入したカレーの残りで済ませる。残りをさらに昼食へと回せるほどの十分なボリューム。右の窓際に座っていたことは覚えているのだが、それ以外は本当に記憶がない。 外の景色は、次第に南部のそれになってくる。沼が広がったり、それらしき植物が茂っていたりする。気温は確実に上がっている。やることが無いため、というわけでもないが、忘れないうちにと、ここまでの旅程の執筆活動に勤しむ。 Virginia、North Caro

アメリカ往復日記 #11|Sunset Limited号で巡るテキサス

雨のニューオーリンズを後にする目を覚ますと、時計は6時30分、目覚ましをかけていたのは7時だったのだけど、そして窓の外は雨が降っているようだ。予定よりを早く起きられたものだから、少し冷え込んでいたものだし、シャワーを浴びることに。 昨日、気を抜いていたような箇所も、意識して洗うようにする。7時50分発の路面電車に乗る予定だったから、それほど時間があるわけでもないのだけれど、かといって特別やることがあるわけでもない。 泊まっていたホステルも、朝食付きとかいうくせに、提供時間