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秘訣①【気持ちに寄り添う】


誰も教えてくれなかった!
世界一シンプルな『子育ての秘訣』



今回は、昨日お伝えした3つの秘訣のうちの1つ目。
【気持ちに寄り添う】
についてお伝えします。

読むだけで何かが変わるかもしれませんが、ちょっと長いので
方法だけ知りたい方は一番下の項目へジャンプしてください。


どうして「気持ちに寄り添う」が『秘訣』なの?


気持ち。つまり感情。
どうして自分の内側にある”答え”を探すために
気持ちに寄り添う必要があるのか。



ずばり。

気持ち(感情)=その人という存在そのもの

と言えるからです。



自分の気持ちをみることで、自分自身のことがみえてきます。
子どもの気持ちをみようとすることで、子どものことが少しずつわかってきます。


なぜいま、「怒り」の感情が出てきたのか?
なぜいま、「悲しみ」を感じているのか?
なぜいま、「楽しい」気持ちになったのか?

自分の内側で、これらを紐解いていくのです。
自分以外の誰にもわからない”何か”が、そこに隠れていたりします。


つまり、「気持ちに寄り添う」ことが
自分の内側・その子の内側・二人の間にある
あなただけの”答え”に近づく大きなヒントになるのです。


”気持ち”については色々あるのですが、
簡単に書くと

気持ちは、自分と繋がるためのナビゲーションシステム

と表現できます。
他にもたくさんありますが、ここでは軽く書く程度にします。



「気持ち」が教えてくれること。


「怒り」や「悲しみ」の感情をネガティブ、
「喜び」や「楽しい」感情をポジティブと捉えられがちですが、

ネガティブ・ポジティブというのはただの概念です。


すべての感情に意味があります
感情は、いのちのエネルギーです。


ネガティブと捉えられがちな「怒り」や「悲しみ」の感情。
これを深くみていくと、
土に埋もれた埋蔵金のように掘り出し物が見つかったりします。


たとえば、なにかをみて「許せない!」という感情が湧いてきたら、
その裏側には「私にとって大切なこと」という宝物があったりします。

または、「このままじゃ、つらい…」という感情が湧いてきたら、
その裏側には「魂のさけび」という宝物があったりします。



甘い味もあれば、苦い味もある。
辛い味もあれば、すっぱい味もある。

甘いと思って食べたものが、実は辛かった。
苦いと思って食べたものが、実は旨かった。



感情にはさまざまな味があり、
どれも人生にとって欠かすことはできません。

これらを時間をかけて1つ1つ味わい受けとめることで
生きているんだ。生きていていいんだ。
私はわたしでいいんだ!っていう喜びが感じられるのです。



「気持ちに寄り添う」って、何??

じゃあ、「寄り添う」ってどういうこと??何するの??
シンプルです。


_

・自分の中に自然と溢れる気持ち(感情)を味わい尽くす
・その気持ちにOKを出す。受け入れる。


_

他にも色々あるのですが、
Noteでは主にこの2つに絞ります。
これを、自分自身に対してと、お子さんに対してみていきます。



気持ちに寄り添う際の大切なポイントはこうです。

ありのまま溢れてくる気持ちを、
良い悪いと判断したり、○と×をつけたりせず
最後まで味わい尽くす



湧いてきた気持ちは、誰にも知られることはありません。
(誰にも言わない限りは、ね!)
なので、どんなものであってもそのまま受けとってみてください。
「こいつムカつく!」「ぶっ飛ばしたい!」でも、OKです。



自分の気持ちが分からない・・・?


「そんなこと言われても、自分の気持ちなんて分からないよ」
「なにも感じないし、よくわからない・・・」
「自分の気持ちなんて、考えたこともなかった」
「ほんとは悲しいはずなのに、なんか笑っちゃったりするんだよね・・・」


そんな方もいらっしゃるかと思います。

はい、なにを隠そう僕がそうでした(笑)
感情から遠いところで生きてきました。

しかしいろんなご縁があり、
気がつくと感情についてのトレーニングを
人生のいろんなタイミングでやることになっていました。

もちろん、まだまだ発展途上です。



「自分の気持ちが分からない」
これは例えるならば、

絶景といわれる山登りをしているんだけど、
ひとりは超霧の濃い日に登っていた。
ひとりは青く広がる空の下、歩いていた。

このくらい違うんじゃないかと思います。


気持ちに寄り添って生きていけたら
たまにヘビやハチなんかに遭遇するトラブルもあるけれど
ふと見れば向こうに絶景の海が広がっていることに気づいたり、
エキサイティングでワイルドな山登りを楽しめるのです。



気持ちを感じる感覚を向上させるには??


気持ちについて意識しはじめると、
心の中に「気持ち」というアプリがダウンロードされます。

さらに「気持ちに寄り添う」を続けると、
このアプリのバージョンが、ver.1.0からver2.0へ。さらにver2.3へ…と、
最新版に向けて自動アップデートされていく。

と、こんなイメージです。


初めはなにも分からなかった方も、
なんとなく瞬間的に「ん?」と違和感を感じたり、
人によっては体のどこかが締め付けられる感じなど
肉体的・身体的な感覚を感じたりもします。

または人によっては音で何か聴こえることもあるし、
味がしたり、匂いがしたりする人もいるかもしれません。

こんなふうに、なんとなく"感じる"ようになり、
その感度は次第に高まっていきます。


要は、慣れです。


1つめの『子育ての秘訣』まとめ


1つめの秘訣をまとめます。
やることはこんな感じ。


<自分に>
「いま、わたしはどんな気持ちを感じているだろう・・・」
「あ~、いまわたしは○○という気持ちを感じてるんだ。
 そっかそっか。そうだよね。よしよし。」


<お子さんに>
「(いま、この子はどんな気持ちだろう・・・)」←想像する
「ね~、いまどんな気持ち?」←聴く
「(あ~、いまこの子は○○という気持ちを感じてるんだな)
 そっかそっか。そうだね。○○だね。」←分かる


まずは子どもの気持ちよりも、
自分の気持ちを感じる方を優先するとよいかもしれません。



自分の気持ちも子どもの気持ちも、
まずはありのまま受けとめる、をやります。

注意していただきたいのは、
ありのまま受けとめるということは、「誰かに感情をぶつけてもいい」ということではありません。あくまで自分の中に湧いてきた感情を”味わい尽くす”ということです。

そのあとのことは・・・

また別の機会に書きますね。
次回は第二の秘訣【子どもの立場で考える】についてです。


___


~ 本日の質問 ~

「あなたは、自分の感情と深く繋がって生きてきたでしょうか?
 それとも感情と離れて生きてきたでしょうか?」

「いずれの場合も、そうなった理由はなんだと考えられますか?」




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執筆者は、森のようちえん『さんさんぽ』を主催している
保育士さんたこと、ひがしなおやです。

・自分のことが大好きな子に。
・ありのままのその子に。
・自分事で考え、自分で決め、自分で動く子に。

そんな願いを込めて、保育にあたっています。
『さんさんぽ』は横浜市近郊にて、週四日開催を目指し園児募集中です。
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