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秘訣②【子どもの立場で考える】

今日もいってみましょー。


誰も教えてくれなかった!
世界一シンプルな『子育ての秘訣』

第一の秘訣【気持ちに寄り添う】
第二の秘訣【子どもの立場で考える】
第三の秘訣【やってみる】


今回は、3つの秘訣のうちの2つ目。
【子どもの立場で考える】
についてお伝えします。



「子どもの立場で考える」って、具体的に何するの?


・「自分がこの子の立場だったら、どうだろうか・・・」
・「自分が子どもだった頃、同じシーンで親になんて言われたっけ・・・。
そしてどう思ったっけ・・・」

この2種類の質問を、自分に投げかけます。


_



子どもたちと過ごしていると、いろんなことで感情が揺れます。
大人であれば、ほとんどだれしもがそうでしょう。

お皿を投げたとき。
転んだとき。
道路に飛び出しそうになったとき。

「あっ!」とか「えぇっ!?」ってなることは
日常茶飯事だと思います。


そんなとき。


「だめでしょ!」
「だいじょうぶ!?」
「あぶなーい!」

と、反射的に言いたくなりますよね!
言ってしまってあとから後悔するとか、ありますよね。



ここで”あえて”ふと考えるわけです。



・「自分がこの子の立場だったら、どうだろうか・・・」

・「自分が子どもだった頃、同じシーンで親になんて言われたっけ・・・。
  そしてどう思ったっけ・・・」


他にも色々あるのですが、ここでは分かりやすく絞りました。



もちろん、子育てや保育は瞬間で対応せざるを得ないことがほとんど。
瞬間的にこんなことをいきなり考えられる人がいたら、神です!!

その瞬間はできなくてもいい。
ただ、
あとから少し振り返ってみるのです。
寝る前とかでもいいですね。よくばらず、1日1つでも。


「あのとき、私は子どもにこう言ったけど・・・
 私がこの子の立場だったらどうかな・・・」


と。
深く深く、子どもの心と目線に入っていくイメージで。



なんで「子どもの立場で考える」が秘訣なの?


じゃあ、なんでそんなことが
『子育ての秘訣』だなんて言えるのか?


固定概念(フィルター)を外し、
純粋な自分の状態で”答え”にアクセスするため


です。

大人とはこういうものだ。
子どもとはこういうものだ。
こういうことは間違っている。
こういうことが正しいことだ。
常識とはこうだ。
人は○○すべきである。
社会の一員として、こう育てねばならない。

こういうのが、フィルターです。
いわゆる「べき」とか「ねば」です。




フィルターは、
持っている本人からすると、さも事実や正解、常識に思えます。

しかし実際は、
他の人に聞いてみたら「私だけの思い込み」だったと気がついたりします。

さらにやっかいなことに、
フィルターを持っていることに自分で気がついてないことがよくあります。


このフィルター。
人それぞれ、今に至るために必要だから生じたものでもあります。
持っていて悪いもの、では決してありません。

しかし場合によっては悪さをします。


僕が持っていたフィルターでも、
子どものためにならなかった(と感じている)ものがたくさんあります。

・「集まるよ」と声をかけないと、子どもは集まれない
気持ちのことなんか、子どもは分からないだろう ←別記事に飛びます
・何度も伝えないと、子どもは理解できない

全部、間違いでした(笑)
ちなみに上のフィルターが外れたのは、またちょっと違った手法を用いています。これは、追々書いていく予定です。



「あれっ??」「はっ!!」に出会った先にあるもの


「子どもの立場で考える」をやっていくことで、
一旦”いまのじぶん”という目線からひゅるる~と幽体離脱し、
「べき」や「ねば」の固定概念(フィルター)が外れていきます。


この純粋な状態で、
目の前の出来事。または過去にあった出来事をみる。考える。

そうすると、かなりの確率で「あれっ??」となります。


この「あれっ??」とか「はっ!!」が
ものすごーーーーーーーーく大事なのです。


いままでは、なんの気なしに言っていた言葉。
あたりまえだと思っていたこと。
常識でしょと確信していたこと。
さらには、”良い親”像。”良い子”像。

これらがガラガラと音をたてて崩れていきます。


そして、全く新しい視点にたどり着くのです。

「この子は、本当はどう思っていたんだろう?」
「わたしは、本当はなにを望んでいたんだろう?」

この先に、あなたとお子さんだけの唯一無二の”答え”があります。



さらに「子どもの立場で考える」が上達してくると、
子どもの立場で考えなくても
「あれっ??」「はっ!!」という”違和感”を感じる機会が増えてきます。

さらに深めると、

できるだけ何の概念も意図も持っていない自分として、
その出来事を感じとる

これができるようになってきます。



すると、子どもたちの本当の意志や意図、気持ちがみえてきます。
さらに大人側も、自分の本当の部分を理解できるようになります。



そう。
あなたとお子さんだけの”答え”に近づけるのです。
どんどん、近づいていけるのです。

すぐにはいけません。正直、簡単とも言えません(笑)
でも着実に、一歩ずつ歩いて行けます。



まずは難しいことは考えず!
2つの質問。

・「自分がこの子の立場だったら、どうだろうか・・・」

・「自分が子どもだった頃、同じシーンで親になんて言われたっけ・・・。
  そしてどう思ったっけ・・・」


これをやってみましょう。
次回はいよいよ第三の秘訣【やってみる】についてです。


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~ 本日の質問 ~

「あなたは、どんな言葉をお子さんに投げかけているでしょう?
もし無意識で使っている言葉があるとすれば、どんな言葉でしょうか?」



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執筆者は、森のようちえん『さんさんぽ』を主催している
保育士さんたこと、ひがしなおやです。

・自分のことが大好きな子に。
・ありのままのその子に。
・自分事で考え、自分で決め、自分で動く子に。

そんな願いを込めて、保育にあたっています。
『さんさんぽ』は横浜市近郊にて、週四日開催を目指し園児募集中です。
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