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一からわかる2022年参議院議員選挙まとめ ①自由民主党②立憲民主党③社民党

 

参院選の投開票の際に私は上の画像をツイートしました。今回は私が思った,今回の参議院議員選挙の注目ポイントとその解説をしていきます。
今回は①~③までを解説します。 

1 自由民主党 与党過半数議席獲得なるか?

参院選は3年ごとに半分が選挙で入れ替わります。2019年の参院選で自民党は勝利し,与党は70議席を獲得しました。参議院の議席は全部で248議席あり,今回はその半分の124議席と神奈川での欠員1を合わせた,計125議席をめぐって争われました。

参院選の議席は先ほども書いた通り248議席です。これの過半数は124議席です。前回の参院選で与党は70議席を獲得したので,今回の参院選では55議席以上を獲得すれば過半数を獲得したとなります。

では,自民公民の与党は55議席以上を獲得できたのでしょうか。
結果は,自民63議席・公明13議席,計76議席を獲得しました。
自民党と公明党の大勝です。

2 立憲民主党 負けかぼろ負けか 議席維持なるか?

立憲民主党は昨年の衆院選で敗北し,議席を減らす結果となりました。衆院選の責任をとり代表を辞任した枝野氏。新しく代表に選出されたのは泉氏。
批判だけではなく,提案型の野党となると意気込みをした泉新代表。今回の参院選は泉代表へ評価がそのまま反映される形になります。

では結果はどうだったのでしょうか。
もともと23議席あったのを,17議席まで大きく減らす結果となりました。
これは明らかなぼろ負けです。

3 社民党 国政政党存続危機 2%以上の票獲得なるか

今回の参院選で注目された党の一つに社民党があります。
過去にも民主党との合併などで社民党滅亡寸前と話題になりましたが,今回も非常に厳しい状態です。

メディアが国政政党として報道しているのは,法律で

<1>所属国会議員5人以上 または<2>直近の衆院選もしくは参院選での得票率が有効投票総数の2%以上

と決められているからです。
社民党は議席が5もありません。ですので,得票率が2%いかになってしまうと国政政党ではなくなってしまいます。。

国政政党になると,様々なメリットを受けられます。言い換えれば,国勢政党でなくなってしまうと色々不利になってしまいます。

2019年に行われた参議院議員選挙で社民党の得票率は2.09%でした。とてもギリギリの状態です。
そして2021年の衆議院議員選挙で社民党の得票率は1.77%となり,2%を下回りました。

もし今回の参院選でも得票率が2%を下回ったら,社民党は国政政党ではなくなってしまいます。
では結果はどうだったのでしょうか。

社民党は,比例で議席を1獲得し,得票率は2.4%となりました。
ぎりぎりのところで国政政党の要件を保つことができました。


今回の参議院選挙が行われたら,最長で今後3年間は国政選挙がないのです。つまり今後3年間の政治の行く末を決める重要な選挙だったのです。
次回の解説では
④自由民主党 岡山選挙区小野田候補 創価学会の支持なく当選なるか?
⑤日本共産党 野党共闘成功なるか?議席に変化は?
⑥参政党 ネットで支持を伸ばしたが国会進出なるのか?

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