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SNEAKERS KYOTO GUIDANCE

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読者のみなさまへ Welcome to SNEAKERS KYOTO GUIDANCE for walking travelers 僕の子供の頃は大寺院の境内が遊び場でした。…
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#一度は行きたいあの場所

周山街道をゆく chapter2-3 錦雲渓(2)

周山街道をゆく chapter2-3 錦雲渓(2)

→chapter2-3 錦雲渓(1)

その時、隊を成し年齢バラバラの男女10数人位のjoggers(ジョギングをする人)の集団と出会した。

「こんにちは」とあいさつした。
「こんにちは」と軽快なあいさつが返ってきた。
その声がこだまのように連呼して聞こえた。

その集団は彩のjogging wearrに身を包み、軽快な走りで目の前からあっという間に僕の前を通り抜けて行った。小鳥が逃げたのも彼ら

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周山街道をゆく chapter2-2 錦雲渓(1)

周山街道をゆく chapter2-2 錦雲渓(1)

→chapter 2-1 御経峠
神護寺に向かう旧街道の左右には人家があったが、通行人には遭わなかった。時折、車の走行音がしたので周山街道(国道162号線)が近いことがわかった。少し行くと国道に出たが、そこはもう高雄バス停前だった。御経坂峠から左右にヘアピンカーブが続くので長い距離を走ったイメージがあったが、今日は旧街道をてくてく歩いてみるとそれほどの距離を感じなかった。

約3週間ぶり(5月10

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周山街道をゆく chapter1-3 西明寺・高山寺

周山街道をゆく chapter1-3 西明寺・高山寺

→chapter1-2 高雄神護寺(2)
秋にはこの西明橋が真っ赤に変わる(instagram spot)

西明寺の指月橋を過ぎ、道なりに行くと周山街道に出た。歩道の無い道路を車に気をつけながら少し歩くと高山寺参道に出た。

参道の階段を上がって行くと女性3人連れとすれ違った。「こんにちは」とあいさつをしたのだが、おしゃべりに夢中でそのまま通り過ぎて行った。ここ三尾界隈を半日ほど掛けて歩いてじっ

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周山街道をゆく chapter1-2 高雄神護寺(2)

周山街道をゆく chapter1-2 高雄神護寺(2)

chapter1-1 高雄神護寺(1)→
神護寺の楼門をくぐった。快晴の下、GWの後だからか誰も居ない。小鳥のさえずりが耳に入った。幾度と訪れている大伽藍だ。早速Instagramで超有名な金堂の階段に向かった。するとひとりのカメラマンがいた。場所を変えながら望遠レンズを青もみじと伽藍に向けての連写音が耳に入ってきた。

今回はこの映えスポットのためにここへ来た。僕はcompact camera派

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周山街道をゆく chapter1-1 高雄神護寺(1)

周山街道をゆく chapter1-1 高雄神護寺(1)

今日の天気は1円玉(100%快晴)予報だったので青もみじを求め高雄に行った。金曜日PMなのに意外にも観光客はまばらで人が入らないアングルで映える新緑が撮れた。2024.5.10撮影

これは僕がfacebookのあるgroupにpostingしたtextである。

*以下は5月10日新緑の三尾(高雄山神護寺、槇尾山西明寺、栂尾山高山寺)の出来事である。但しtext編集のため冒頭の福王子と御経坂の写

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OMURO 88 chapter 4

OMURO 88 chapter 4

chapter 3 →

僕は四国八十八ヶ所霊場を巡礼したことがない。今は何回かに分けてバスツアーやマイカーで行く人が多い。ましてや足腰が不自由な高齢者に取ってはなおさらである。思いは馳せた。そんな四国巡礼の田園風景の道端にも同じような石仏があるに違いない。

いよいよ終盤戦だ。

修復中らしいが、奥にあるのは旧修行場だそうだ。

下の池の中に御浮堂が見えた。石橋を渡ると今までの祠とは雰囲気が全く

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OMURO 88 chapter 3

OMURO 88 chapter 3

chapter 2→
大きく腕を広げて深呼吸した。空気が美味い。息を吐き切った時、スカイツリーより低い成就山の頂上236mに登ったくらいで有頂天になっている自分に気づき、思わず苦笑した。(写真は2024年4月10日撮影)

さぁ 出発しよう。下りは気が楽だというイメージがあった。小道はゆっくりとジグザグに下がっている。それをスピードを出しすぎないように進んだ。

また眺めの良い場所に来た。眼下に仁

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OMURO 88 chapter 2

OMURO 88 chapter 2

chapter1→
道中、何人かのハイカーhikerたちに追いつかれる度に道を譲った。

「こんにちは」どちらともなく声を掛け合う。追い抜かれる時もすれ違う時も同じだ。中には無言で行ってしまう人もいるけれど、これが小道で会った時のマナーだと思っている。ほとんどのハイカーは毎日のようにエキソサイズexerciseに来ている地元の人だと思う。彼らにとって札所は通過点であり、祠の仏さまには見向きもせず、

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