嶺内ともみさんの廃業について、新人声優が思うこと。なぜ廃業せざるをえないのか?
こんにちは。
ADHD声優のきままです。
ウマ娘に出演されている、声優の嶺内ともみさんが廃業すると、所属事務所から発表があったようですね。
今回は、現役声優である私の立場から
『なぜ、嶺内ともみさんは廃業しなければならなかったのか』
ついて、私の考察を3つ書いていこうと思います。
1、激務による精神的・身体的疲労のため
精神的・身体的に疲労が溜まり、廃業することになった可能性です。
なぜなら、売れっ子声優さんたちのスケジュールは過酷だからです。例えば…
午前:アニメ収録
午後:アニメ収録
夕方:ゲーム収録
夜:ラジオ収録
こんな感じです。
一見すると、「そこまで過酷かな?」と思うかもしれません。しかし、それ以外の時間で練習もしなければならないので、プライベートな時間が少なくなり、相当なストレスが溜まると思われます。
芝居というものは、終わりがない作業で、どこまで作り込むかは個人の裁量です。
もし『それなり』な演技をしてしまうと、マネージャーや音響監督から「下手だな、使えないな」と思われて、仕事がもらえなくなる可能性もあります。(それでも売れっ子声優の『それなり』は、売れない声優が頑張っても届くか届かないかのレベルなのですが…)
なので自分の最大限の力を使って芝居を作り上げるのです。
売れっ子声優さんたちは、そんなスケジュールをほぼ毎日しています。凄いですよね。
このように、激務による精神的・肉体的疲労が原因で嶺内ともみさんは廃業をした可能性があります。
2、結婚のため
結婚により廃業することになった可能性です。
例えば、
・専業主婦になりたかった
・妊娠したので子育てに集中したかった
・時間的な余裕を作りパートナーを支えたかった
・結婚報告による熱狂ファンの激化を恐れた
といった理由が考えられます。
ただ、結婚や妊娠した女性声優は休業する方が多いので、この可能性は低いのかなあと個人的には思っています。
3、他にやりたいことができたため
他にやりたいことができた可能性です。
声優という仕事は特殊で、「2日後にオーディションがあります」など、急に事務所から連絡がくることがあります。
それに対応できるように、ほとんどの新人声優はスケジュール変更がしやすいアルバイトや派遣の仕事をしていることが多いです。
嶺内ともみさんは声優だけで食べていけたかもしれませんが、それでも声優という職業は不安定なものです。
もしかすると、安定した職業に興味を持ったのかもしれません。
例えば、
・正社員のお仕事
・海外でのお仕事
・急なスケジュール調整が難しい職業
などです。
このように、他にやりたいことができたため、嶺内ともみさんは廃業した可能性があります。
以上です。
「売れなくて不安定な職業だから」という理由で声優を廃業する方は多いです。ですが、嶺内ともみさんは売れている声優です。
そのため嶺内ともみさんは、声優よりもやりたいことができたため、廃業を決断した、と個人的には思っています。
読んでいただきありがとうございました。
関連記事↓
今後の執筆活動を応援してくださる方がいらっしゃいましたら、こちらをご覧いただければ幸いです。
Xはこちら。
https://twitter.com/kimama_web
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?