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独検2級合格 その勉強法と体験談

1 はじめに
こんにちは。プロノモスです。
今回は、私が独検2級にどうやって合格したのか、その勉強法について語りたいと記したいと思います。


2 ドイツ語は意外にも簡単な言語?
ドイツ語はヨーロッパの中では極めて主要な言語で、EUの中では最も話されている言語です。

インド・ヨーロッパ語族、ゲルマン語派に属するため、英語をある程度習得している者には、比較的容易に習得できます。

実際、私は CEFR でいう C1 ほどの英語力を持っていますが、ドイツ語は一日一時間ほどしかここ一年してこなかったのにも関わらず、独検2級(B1程度)に合格することができました。

第二外国語として、ドイツ語、フランス語、スペイン語を選択する方がいると思いますが、事情はどれも同じだと思います。

ドイツ語はその中でも文法がとりわけ難しいですが、他方で発音はその中でも群を抜いて簡単です。

要するに、英語を習得している人はあまり苦労せずにintermediateレベルにはなれるのです。


3 ドイツ語の勉強法
私は独学でドイツ語を学習しました。

方法は簡単で、1. 文法書を毎日コツコツやる、2. 単語を覚える、3. Easy Germanを視聴する。4. Deutsche Welleなどでドイツ語の文章を読む、の4つのステップです。

言語学習の初期段階において最も大切なのは、文法です。文法を知らずして、外国語を習得することは困難です。ドイツ語の文法書を一冊、どれでも良いので買って、やりこんでください。

次に、単語です。語彙力はいうまでもなくとても重要な要素です。私の場合、単語帳を合計2冊買ってやり込みました。

買ったのは、アンゲリカ・ヴェルナー/兒玉 彦一郎『最効率! 例文で覚えるドイツ語単語』と羽鳥 重雄 (編集), 平塚 久裕 (編集)『例文活用 ドイツ重要単語4000』の2冊です。


Easy Germanの視聴は、リスニング対策にも文法の復習にも単語学習にも使え、なおかつ楽しい学習方法の一つです。

ぜひこの機会に見て、あなたのドイツ語の可能性を広げてください。

https://www.youtube.com/@EasyGerman

最後に、ドイツ語の文章を読むこと(Lesen)です。

Deutsche Welleでも何でも良いので、ドイツ語の文章にできる限り触れてください。

そうすれば、いずれドイツ語が読めるようになっていきます。

ただし、あまりにも文法の知識が吸収できていなかったり、語彙力が足りない場合は、まだ手を出さないでください。

何度も文法書、単語帳をやり込んでから、ドイツ語の文章を読み始めてください。

上に述べたこれら4つのステップを踏めば、着実にあなたのドイツ語の能力は成長していきます。


4 独検対策
独検の対策は、ドイツ語の勉強と大差ありません。基本的には、独検の過去問や問題集を解いて、その中で間違った問題を文法を復習し、新しい単語を覚えながら勉強していけば良いです。

Hören(聞き取り)はそこまで心配しなくていいです。単語の発音を覚えたり、Easy Germanを見ていれば、そんなに苦労はしないはずです。

私自身、独検の聞き取り対策の参考書などは一切買っていません。


5 おわりに
ドイツ語を習得すると、あなたの可能性が大きく広がります。

たとえば、ドイツへの留学、就職、ワーキングホリデー、旅行など、人生の楽しみが増えます。私は今年からヨーロッパの大学に入学しますが、将来的にはドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイス)に修士課程、博士課程、ポスドクなどの際に留学したいと考えています。

というのも、私の研究分野が音楽考古学というのもありますが、ドイツ語圏には研究資金も他国よりありますし、社会保障も充実しているからです。

そして何よりも、学問に対する彼らの国民性や態度は、日本のそれとは比べ物にならないほど目を見張るものがあるからです。

いずれにせよ、ドイツ語を学んで損することなどありません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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