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全米1位を獲得したAI絵本作家が「海外ウケする絵本」の正体を暴露してみた!

はじめに

ごきげんよう。全米1位を獲得したAI絵本作家のセイヤです。

こちらで簡単に自己紹介しているので、興味ある方は覗いてみてください。

さて今回は「海外ウケする絵本とは何か?」について書いていこうと思います。

生成AIを使って誰でも比較的簡単に絵本出版ができるようになった世の中において、海外の方をターゲットとしたAI絵本を出版して結果を出したい(収益化したい、ランキングに入りたいなど)と考える方も少なくないと思います。

しかし、以下の悩みや不安に襲われるかもしれません。

  • そもそも日本人が海外に向けて絵本を出版できるのか?

  • 何となく海外向けに出すのが怖い

  • どういった絵本が海外ではウケるのかが分からない

そこで、このnoteでは4つのデータを元に「海外ウケする絵本」を定義することで、そんなあなたの海外向けのAI絵本出版に対するハードルを少しでも下げることが目的です。

あくまで生成AIを手段と捉えており、そもそもの絵本の本質的な部分を深堀りする回となっております。

それでは、Let's Go😁

そもそも再現性はあるのか?

見出し通り、「平凡の日本人が、全く文化や価値観が異なる海外に向けてAI絵本を出版して勝負できるのか?」と疑問に思う方もいるかもですね。

大丈夫です。できます!

なぜなら、平凡of平凡の自身が昨月生成AIを駆使して創った絵本が、全米の2つのカテゴリーで1位を獲得したことがあるからです。

直近のAI絵本でも一時3位に浮上しました。

  • 小学生時代に絵の教室に通ってたのに、一度もコンクールで受賞したことがない

  • 中高生時代の美術の成績は平均3.0

  • 大学生時代に絵しりとりで絵が下手くそ過ぎて友達から爆笑される

こんな芸術のセンスのカケラもない自分でも、生成AIを駆使することで米国の幼児向けに絵本を出版できてそれなりに勝負できているので、再現性はあると言えるのではないでしょうか!!

少し自信がついてきましたね?その調子です✌️

海外ウケする絵本とは?

では「海外ウケする絵本ってなんぞや!」って話ですよね。ここがしっかりと明確になっていないと、海外の方を唸らせる絵本を創るのはよりハードルが高くなると経験則からも思ってます。

結論、読者層の国の文化・歴史・価値観・倫理観・慣習を取り入れた絵本こそ海外ウケする絵本だと定義します。

以下4つのエビデンスをもとにこの定義を論理的に裏付けていきます。自身が米国の3〜5歳の幼児向けに出版しているので、今回はそのターゲット層に少し寄せていることを前提で読んで頂ければと思います。

エビデンス1: 日本の名作を読み聞かせた話

https://newspicks.com/news/1531566/body/

この記事では、米国のプリスクール(2〜5歳が対象の幼稚園)に娘を通わせていた日本人の方が、絵本の読み聞かせボランティアを経験した際のエピソードを赤裸々に話しているものです。

すると、こんな出来事があったそうです。

せっかくなので日本の絵本を英訳して紹介。

4−5歳の子どもなので、柔軟に日本のストーリーも素直に受け入れて楽しんでくれるかと思いきや、意外や意外。アメリカの子どもたちは日本の絵本には「目が点」状態で、質問攻めに合うのです。

たとえば「浦島太郎」を読めば、「亀を助けるといういいことをしたのに、なぜ竜宮城から帰ってきたら家族も友達もいなくなって、ひとりぼっち。なんでそんなひどい終わり方をするの?」とショックを受け、「鶴の恩がえし」を読めば「体を張って機織りをした鶴が、なぜその姿を見られたら去らなくてはならないのか?理由が理解できない!」と怒り出す子も。

上記NewsPicks記事より一部引用

なんと予想外の反応を米国の子供達は見せたんです!

この記事にもありますが、このぐらいの年齢の子供たちは既に自国の文化が染み付いているとも言えますよね。

これを考慮すると、日本独自の価値観や倫理観を詰め込んだ絵本よりも、その国独自の価値観や倫理観を詰め込んだ絵本の方が子供達はポジティブな反応を見せるのではないかと考えることはできますね。

エビデンス2: 米国における絵本の役割

https://note.com/yomy/n/n76c7af0a40f3

上記2つの記事から分かる通り、米国では「ダイアロジック・リーディング」という親子で積極的に対話・議論しながら進める絵本の読み聞かせ手法が確立されています。

この読み聞かせ手法によって子供達の言語力・思考力・伝える力を伸ばそうと、米国の親達は強く考えているとのことです。つまり、米国における絵本は、日本と比較して教育的要素がより強いことが読み取れますね。

ここで重要な存在なのが絵本を読む子供ではなく、そのになります。理由は最終的に絵本を購入する決済者だからです。いくら子供がこの絵本が欲しいと駄々こねても親がその絵本を買わなければ意味がないことになってしまいます。

よって、米国の親により教育的要素があると感じさせる絵本の方が買われやすいと言えるでしょう。日本にとって教育的であると言える内容は必ずしも、米国をはじめとする海外の各国にとっては教育的であると言える訳ではなく、ここにはその国の文化・価値観・倫理観などが大きく関わっていると考えられます。

エビデンス3: 知り合いのAI絵本作家の話

ある知り合いのAI絵本作家さんから直接聞いたエピソードです。

日本でレビューの高評価を最も受けたAI絵本を英訳して世界向けに出版したところ、ネガティブなコメントレビューが沢山ついてしまったようです。

絵本の詳細はわかりませんが、おそらく日本的な価値観や日本ではウケる内容を前面に出したと思われます。

エビデンス2と同様に、その国独自の価値観や好みを詰め込んだ絵本の方が絵本のコメントはポジティブな反応が多くなるのではないかと考えることができますね。

エビデンス4: 自身が創ったAI絵本の話

最後は自身の経験則になります。

以下のAI絵本は冒頭にある通り、無料キャンペーン中に全米1位を獲得した作品(以下は日本のAmazonマーケット)になります。

達成できた理由を文化的な側面から自己分析してみます。

  • 戦いものを描いたこと

    • 米国では英雄主義と個人主義の文化がある

    • 米国の歴史は、独立戦争やフロンティアの開拓など戦いや競争を通じて国を築いてきた経緯がある

    • 米国のメディアやエンターテインメント産業は、スーパーヒーローやアクション映画が非常に人気がある傾向にある

  • 動物のシンボルであり、世界でも人気で愛される「ライオン」を主人公の一つにしたこと

  • 北アメリカ原産であるが故に馴染み深いと思われる「(アメリカン)ビーバー」を主人公の一つにしたこと

  • アメリカ文化と親和性の高い、「夢を追い求める勇気・困難に直面したときに互いを助け合う」大切さを絵本で説いていること

他の側面からも理由はあると思いますが、米国の歴史や文化、価値観にかなり寄せているのが読み取れるかと思います。これらの要因もあって1位を獲得できたと分析しています。

まとめ

という風に、上記4つのデータを基に考えると、「海外ウケする絵本 = 読者層の国の文化・歴史・価値観・倫理観・慣習を取り入れた絵本」と定義することができます。

おわりに

今回のnoteでは海外ウケする絵本の正体について4つのエビデンスから考察していきました。

生成AIを使うことで絵本を創るハードルはだいぶ低くなったと、経験して非常に感じました。だからこそ「自身の世界観やイラストを見てくれ!綺麗でしょ、可愛いでしょ、素敵でしょ」となりやすいです。

しかし、海外で絵本を出版して勝負するには、今回定義した海外ウケする絵本の要素を少しでも入れてあげることが良いのではないかと思います。

つまり、海外向けの絵本出版はまず、読書層の国をリサーチする所から始まります。このリサーチ方法や生成AIによる制作方法、プロモーション方法などをまとめた完全ガイドを今月末にnoteで公開するのでぜひお楽しみにしていてください。

この記事が海外向けのAI絵本出版に対するハードルを少しでも下げることに貢献できれば嬉しいです。ありがとうございます。共に世界で戦いましょうね😎

おまけ

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