あなたは、マンガのキャラに例えると??

何のためにコミュニケーションが必要なのでしょうか?
はい、
好かれるためです!
では、何のために好かれるのですか?
はい、
得するためです!
これが僕がこの本を書いた理由です。

人生においては、才能や能力より、人に好かれているかの方がよっぽど大事です。

僕は、自分の人生で大切なことは他人が決めていると思っています。
たとえば自分が結婚したくても相手がOKしてくれなくてはできないし、出世したくてもそれを決定するのは自分ではなくまわりの方です。

また、「自分の性格は真面目です」といくら言ってみても、それを決めるのもじつは他の人です。

こう言ってしまうと夢も希望もないようですが、そうではありません。

人に好かれることですべてはうまくいく!

そう言いたいだけです。

井上敬一著「人に好かれる方法」より

そんな人に好かれるための方法や考え方を面白く、分かりやすく書かれた本でした。

この中で紹介されている、キャラクター設定を考えるセルフプロデュースが、学校教育でも使えそうなので紹介します。

①「自分にそっくり」or「自分はこうなりたい」と思うキャラを考える

まずは、「自分にそっくり」or「自分はこうなりたい」と思うマンガの登場人物に当てはめます。

たとえば、著者の井上敬一さんなら、

イメージキャラクターは「ルパン三世」です。
世界一の大泥棒という大物でありながら、茶目っ気もある。
独自の美意識をもち、服装も行動もおしゃれ。
優秀な仲間に恵まれて、大きい仕事をする。
そして、お金や宝石は本当に大切なものじゃなく、もっと大切なものを知っている。
常に女の子を追いかけつつも、じつは一途で「愛しの不二子ちゃん」の手のひらで転がされている・・・・。うーんめざすところです。

井上敬一著「人に好かれる方法」より

こんな風に、「マンガの登場人物に例えるなら誰?」「それは、なぜ?どんなところ?」を書いてもらうのです。

すると、その子どもがどんなことを大切にしているのかがわかります。

そして、それに対して担任として応援やサポート、励ましもできます。

②書いたものを交流する。

ここからは、「自分なら」学校でこのように進めるという意見です。
書いたものを子ども通しで交流しても面白いのではないでしょうか。

マンガという誰もが親しみやすいもので自分を例えると、
A「わかる!」「〇〇さんって、ルフィーっぽいよ!」
B「まじで?ありがとう!」「Aさんは、ゾロみたいに仲間思いだよね!」

みたいな感じで盛り上がることがあるかもしれません。
自分がどう見られたいか。
自分がどうみられているかを知る機会になる
のではないでしょうか。

③原稿用紙を半分にしたものをストックしておく

このような、書く活動をいつでもできるように、教室に原稿用紙を半分にしたものをストックしています。

原稿用紙の半分。つまり200字書けます。

200字程度だと、書くのが苦手な子どもも、負担がそこまで重くないし、
長々と書けないので、伝えたいことを、分かりやすく書く力も高められます。

この他にも、コミュニケーションについて学びが多い1冊でした。
書店にはなかなか置いていなかったので、興味のあるかたはメルカリか、Amazonで購入してみてください。


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