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自粛中に観た映画 vol.2

 前回のvol.1からそんなに経っていないが、それなりに映画を観たので自分の記録用としても。

 vol.1は以下の過去記事にて。


1.『四月の永い夢』

 これはかなり好きになった映画。亡くなった元彼を忘れられない元女教師の物語。特に何か大きな事件が起きるわけでもなく、ゆったりのんびりと過ぎていくだけの映画。しかし鑑賞後はどこか清々しい気持ちになれる。優しい映画を求めている人におすすめ。

2.『クロワッサンで朝食を』

 フランス映画。エストニアで母親を看取った主人公の中年女性が、パリに移住し家政婦に。しかしその勤め先の婆さんが中々の捻くれ者で、これまでの家政婦が全員すぐに辞めて行ったほど。そこで家政婦の主人公と婆さんの関係が徐々に良好な関係になっていくお話。終始静かで、正直退屈な映画だとは思ったが、駄作といわけでもない。しかしどこの国にも面倒臭い老人ってのはいるのよね。

3.『スポットライト 世紀のスクープ』

 アメリカの新聞「ボストン・グローブ」がカトリック教会の闇を暴いた実話を基にした映画。その闇というのが神父による児童への性的虐待。そして教会は組織ぐるみでそれを隠蔽してきたそう。日本の教師どもといいアメリカの神父どもといい善人ぶった野郎どもを信用してはいけないことが分かる映画。クズは職業関係なしにクズ。

4.『奇跡の教室 受け継ぐものたちへ』

 貧困層の様々な人種が集まるパリ郊外の中々生徒が荒れている高校が舞台で実話を基にした映画。そこの高校の歴史教師であるゲゲンは情熱的で、何とか生徒を変えようとする。そこでホロコーストをテーマにしたコンクールに出場するべく生徒たちと取り組むことに。そして徐々に自分たちで考えることの大切さを学んでいく生徒たち。結果生徒たちは皆優秀な成績で卒業したようだ。今のワイドショーやTwitterのハッシュタグに煽られる日本人に観て欲しいものだ。彼らがどこまで理解できるのか分からないけどね。だけど良い映画なのでおすすめ。

5.『カンパニー・メン』

 上場企業が経営不振によって大規模なリストラにあう人々の人生再起動の物語。しかし今の世の中、大企業に勤めていたって安泰ってわけじゃないよねってことを教えてくれると同時に、案外人生どうにかなったりするものだとも教えてくれる。仕事のことで悩んでいる人に精神安定剤としてもおすすめの映画。

6.『ピザ』

 インド映画。スラム街の近郊にできたピザ屋が出来るのだが、スラム街に住む2人の幼い兄弟はピザを知らない。そのピザを食べてみたいが為に日々働く兄弟たちの物語。インドが抱える社会問題がこの映画には詰まっているのだが、切り口が斬新で面白い。そして鑑賞後も嫌な気分になることはなく、むしろ前向きになれる映画。

7.『世界でいちばん長い写真』

 高校の写真部員が主人公の青春映画。古いパノラマカメラを通して物語が進む。青春映画だが恋愛要素は特にない。爽やかで僕みたいな人間でも楽しめた。主演の高杉真宙の演技がとても良い。無駄なところがなかったし、何かノスタルジックな気持ちになりたい人にはおすすめ。

8.『レミングスの夏』

 中学生の子供たちによる復讐劇。そして少年法の在り方ついて問うている映画。物語の設定自体は面白いと思うのだが、子供たちの演技も下手くそで演出も脚本もチープ。いまいち。

9.『愛の不時着』

 Netflixオリジナルシリーズで世界中でヒットしている韓流ドラマ。映画ではなくドラマだが、全16話で1話平均90分弱ある上に、映画並、いやそれ以上の完成度だと思うので入れてみた。大沼にハマったわけだが、作品については過去記事参照。   


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