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合気道×〇〇

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2021年2月の記事一覧

合気道×発達障害④

 「コミュニケーション能力を高める」

 コミュニケーション、これは、特に合気道らしい要素だと思います。合気道の目的は、単純に相手を倒すということではなく、心身を鍛錬することで自然との調和や世界平和につなげていくことにあります。

 発達障害の方は、コミュニケーションが苦手であることが多いです。人と目を合わせることが苦手、空気を読むことが苦手、相手の気持ちを推し量ることが苦手、自分の興味のあること

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合気道×発達障害②

 発達障害の傾向の強い方が合気道をするとよい理由その1、「自分の体を思い通りに使う」についてです。

 発達障害の方は、手足の協調運動が苦手で、動きがぎこちなかったり、疲れやすかったりすることが多いと思います。また、体全体に力を入れてしまったり、呼吸を止めてしまったり、関節の動きが固かったりということもあるかと思います。合気道では、丹田を意識し、体の中心軸を意識し、関節を柔らかく使います。仙骨(骨

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合気道×発達障害①

合気道と発達障害は相性がいい、と私は考えています。合気道で大切にされることは、自分の軸をしっかり立てること、相手とつながること、脱力して自分の持つ力を効率よく発揮すること。一方で発達障害の傾向が強い方は、いつも余分なところに力が入りがちで、動きが不器用であったり、相手からのサインや空気を読むことが苦手でコミュニケーションがうまくできないことが多いように思います。発達障害の方が、生きづらいと感じる原

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とらわれに気づく、とらわれから自由になる

 人は、外から何らかの圧が加わると簡単にそこにとらわれてしまいます。合気道の稽古をしていて、うまくいかないときは大体「とらわれ」ています。これは普段の生活にもあてはまります。
 上司に叱られた、友人と喧嘩をした、などマイナスな出来事があると、そのことが頭から離れなくなったり、そこから自分のすべてを否定してしまったり、生活のすべてが重たい気分になってしまったりします。
 でも、ふっと力を抜いて外から

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