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わからないという不安=楽しい!だと思った話

この記事は「整体師のカラダとココロの話」のラジオ収録台本にもなってます。本編が気になる方は、下記のラジオをご視聴ください。
>>ラジオ「整体師のカラダとココロの話」

突然ですが質問です。

やったことないことや知らないことに興味があっても、何かそれらしい理由をつけて避けた経験ありませんか?

ぼくは結構あります。わからない、時間がない、お金がない、、この辺りは最もそれらしい理由にしてました。皆さんも振り返れば、

「やったことないから不安だな…」

「どうなるかわからないことに触れるのが怖いな」

ことの1つか2つはあると思います。

でも本当の楽しさって実は「不安の中」にあるものだったりします。

このことをぼくの息子を例に挙げつつお話してみます。


なぜ「不安」に感じるのか?

不安なことってなんで不安に感じるか?って考えたことありますか?不安の中には必ず「楽しさ、興味、期待」などが含まれていて、僕たちが普段「こうなったら嫌だなあ」と思う不安には、楽しさの感情も含まれています。

例えば、「この壁登れそうだけど落ちたら怖いな」という壁がったとして、この不安の中には「登れるかも知れない」と言う期待もありますよね。

そもそも、登れない or 登りたいとも思わない断崖絶壁なら、「登れるかも知れない」とは1mmも期待してないので、不安にすら感じませんよね。

でも、その断崖絶壁でも、世界の断崖を制覇する!という目標を掲げた人にとっては、不安を感じる壁になるはずです。なぜなら「登れるかも知れない」という期待があるからです。

今のはただの1例ですが、みなさんが不安に感じたことを振り返ってみたり、今不安に感じていることをよくよく考えてみてください。

不安に感じることは「楽しさや興味が交じっている」はずなので、こうなったらどうしよう。という同じくらいの期待もあるはずですよ。


不安と恐怖

不安と近い感覚として「恐怖」があります。でもこれは全く別の感情です。明らかに身の危険を感じる=恐怖で、例えば、刃物を持って人を刺した殺人犯が目の前にいる、自転車ではすぐには止まれないほどの速度が出ている、と言った状況です。

それに対して不安は、「こうなったらどうしよう」という未来での話です。つまり、今現時点は「こうなってはいない」とイコールですね。

なので、不安と恐怖は全く別物になります。

恐怖は動植物の生存本能なので、なくすことはできません。それがなければ生きていけない可能性が高いからですね。

ゴキブリだって叩きに行ったら逃げますから、人間だけの感情ではないです。

でも不安は自分の想像でいくらでも生み出すことができます。でもそれが生み出せるのは、「楽しさ、興味、期待」があるからですよね。「楽しさ、興味、期待」が先にないと、不安を作ることすらできないはずなんです。

不安で苛まれた時、まずはその不安を生み出す源に目を向けてみてください。そこには必ず、「楽しさ、興味、期待」という感情があるはずです。


体験からしか学べない

本を読んでも、その読んだ内容を実際に試してみたり体験することで本当の学びになりますよね。

「百聞は一見に如かず」という言葉があります。

100聞くより、1回自分の目でみた方が信頼できる。という解釈が一般ですが、この言葉には続きがあります。

「百聞は一見に如かず 百見は一考に如かず 百考は一行に如かず 百行は一果(効)に如かず 百果(効)は一幸に如かず 百幸は一皇に如かず」

意味は、

「聞くだけでなく見てみないとわからない。 見るだけでなく考えないと意味がない。 考えるだけでなく行動しないとわからない。行動するだけでなく成果を出さなければならない。成果をあげるだけでなく自分とみんなの幸せにつながらなければならない 」

最も信頼できるのは「行動」とそこから得られた学びを元に「さらに行動していく」ことだと思います。

下動画はぼくの長男ですが、カッターナイフで最近遊び始めています。

ぼくもつい「危ないからやめとき!」と言ってしまいがちなんですが、いうたびに反省してます。このまま遊んでいたらいずれ手を切るときは来るはずですが、それを大人がやらせないことは「カッターナイフで手を切る」という大切な体験をぼくが息子から奪うことになります。

息子はカッターナイフが危ないものでもあるということは理解していますが、それを知識として知っているだけで、体験を通して学んではいません。

その体験が一番の学びになるので、大切経験ですね。

息子もカッターナイフを使うことには多少不安感があるようですが、やっぱりその不安の中に紙を自由に切って遊びたい!という興味がありますね。

こういう息子の姿を見ていてやっぱり不安と楽しいはイコールだなと思います。そして何より、ぼくが息子に対して「手を切るんじゃないか」という不安にも、「息子にナイフの安全な使い方を学んでほしい」という思いも同時にあるということもまた事実です。

場合によっては、子供に手を切るような危ないことをさせているダメな親と思われたくないという感情もあるかもしれません。

そういう経験の中で、ぼくも息子も学んでいくので、やっぱり体験が一番大切ですね。


まとめ

本記事は、不安を作り出す源は「楽しさ、興味、期待」ということをお話しました。いくら源にこう言った感情があるとしても、先に来るのは常に不安です。不安を消すことや、不安を避けたりすることは、自分の楽しさや充実もろとも消すことになります。

子供が、落ちるかもしれない壁に登ろうとするのも、その不安の中にある楽しさあってこそですよね。不安を避ければこの楽しさをもなくなってしまいます。

不安=感じない方がいいもの

この認識を改めることが、人生をより充実させていくことにつながるはずです。強いては不安症状やパニック障害などの改善にもつながるはずです。

何か一つでも参考になっていれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


記事執筆者紹介

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整体庵大空 下大前陽介(シモオオマエ ヨウスケ)

<プロフィール:整体師歴18年>

スポーツトレーナー、トレーニングコーチ、プロ野球選手のサポート歴

スポーツ整形外科、産婦人科での施術を経て、整骨院開業。

現在は保険診療を廃止し自費診療で整体院を夫婦で営んでいます。

ファスティング歴10年以上、-25kgのダイエット経験者

定期的にファスティング講座をオンラインで開催しています。

妻(美容鍼灸師)、子供2人、猫1匹の5人家族です。


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