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「仙骨」をうまく扱うと改善する体の悩み8つ


突然ですが「仙骨」という骨を聞いたことはありますか?多くの方は仙骨という名前を聞いたこともないか、もしくは何となく骨盤のあたりにある骨でしょ?という方もおられるかもしれません。

実はこの「仙骨」うまく扱うえるようになると体が見違えるほど楽に動けるようになります。

もし、この記事を読んでいるあなたが、

【腰痛、膝痛、肩こり、頭痛、肩の痛み(腱板損傷・断裂など)、冷え性、あがり症、不安症、お尻が垂れてきた】

などの悩みを抱えておられたら、仙骨をうまく扱うことで大きく改善できる可能性があります。

本記事では仙骨の働きと、日常生活で仙骨を扱うポイントをお伝えしていきます。

「でも日常意識しなきゃいけないんでしょ?」

という方も安心してください。基本的な仙骨の動作は座るときの一工夫でも可能なので、まずは読み進めて体感してみてください。

より深く理解されたい方は、音声収録版も視聴すると別角度からも解説しています。よろしければどうぞ。

仙骨を「立てる」

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仙骨を「立てる」とは、上記画像のように骨盤を真っ直ぐ立てることです。

画像のように正座をすると仙骨が立ちやすく、日本人が正座を大切にしてきた理由の一つが仙骨です。

現代では正座をする習慣がなくなりつつあるので、仙骨をうまく扱えなくなってきています。だからこそ、仙骨の大切さを見直せる時代でもあると思います。

では、反対に仙骨が「寝る」とはどういう状態かというと、

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こんな感じの姿勢です。

デスクワークをされている方は、もしかすると「これ自分のことだわ…」と思った方もいるかもですね。w

後ほど仙骨を立てる座り方を解説しますので、気になる方は参考にしてみてください。悪い姿勢とは結構楽なもので、楽な姿勢=癖が出やすい姿勢とも言えます。

少し専門的な話になりますが、楽な姿勢が悪い!のではなく、癖とは自分が使いやすい筋肉を使っている状態です。その癖を自覚すると、自分が使えなくなっていた筋肉を知る手がかりにもなります。

なので、癖を自覚することができれば、それだけでも身体は変わります。


仙骨を立てることで改善する心身の悩み8つ

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冒頭でも紹介した8つの悩みです。これらは実はごく一部で、それ以外にも内臓含めてさまざまなことに関連があります。ここではよく悩むことの多い悩みに絞ってお話します。

1、腰痛膝痛

2、肩こり

3、頭痛

4、肩の痛み(腱板損傷・断裂など)

5、冷え性

6、あがり症

7、不安症

8、お尻が垂れてきた


仙骨を立てることを大切にすると、これらの症状は改善しやすいです。もし、現在病院や、整体などで治療されている方でしたら、仙骨を意識するとより悩みの解決までが早くなるはずです。

仙骨を「立てる」感覚を掴むと、身体が安定して立てる、下半身への無駄負担がなくなる、腰の負担が大幅に軽減する、肩甲骨がスムーズに動いて肩の動きがスムーズになる、どっしり安定したからでメンタル的な安定が生まれる、ヒップアップするといった反応が起こります。

案外大きな変化が起こるのが、肩の痛みです。

仙骨を立てることで上虚下実(上半身は力が抜け下半身はどっしり)の状態なることで肩甲骨の可動性が大幅に改善されます。肩こりはもちろんですが、肩の腱板損傷や腱板断裂といった重いものを扱う仕事をされている方に多い肩の痛みの根本的改善には非常に重要ポイントです。

その他、上虚下実によりメンタル的な安定感も出てくるので、仙骨を立てることはとてもおすすめです。


具体的な仙骨の立て方

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仙骨を立てるとは、上の画像の右側の骨盤です。左側は仙骨が寝ています。h左側の荷物の持ち方だと、あからさまに腰や肩を痛めそうな雰囲気なのはわかると思います。

最も簡単に仙骨を立てれるのは日常の座り方です。先程「正座」の話をしましたが、正座は仙骨を立てるには理想の座り方ではあります。ですが、日常なかなかしないですし、出来ても長時間は厳しいですね。

そこで、やりやすいのが「あぐら」です。

特に下の画像のようにあぐらで座るときにお尻の部分だけを座布団などで少し高くするとより仙骨が立ちやすいのでおすすめです。

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下の座布団なしの画像と比べると、仙骨が立っているのがわかると思います。

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仙骨が寝てしまうと、背中が丸まり肩甲骨がスムーズには動かない位置にきてしまっています。この状態で重いものを持って肩を上げると、肩を痛めやすいので注意です。

仙骨を立てる体操などもありますが、まずは張り切って体操をするよりも、座り方など日常生活のなかで取り入れれることの方が、忙しい方でも無理なくできると思います。

仙骨を立てる体操については、次回以降のブログでまとめたいと思いますので、気になる方はまたチェックしてみてください。


まとめ

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本記事では、仙骨と体の悩みについて解説しました。

いかがだったでしょうか?

「そんなことが、腰痛や肩の痛みにまで関係あるの?」と思う方もいるかもですが、これは体感することでしか感じられない部分も多いので、まずは一度お試しください。

例えば、椅子に座って仙骨を立てた状態と、寝かせた状態の両方で肩をグルグルと回してみてください。明らかに仙骨を立てた方がよく回ると思います。

身体の痛みを部分的な患部のトラブルと考えず、体全体の動きの不調和と考えた方が自然と早く改善することは多いので、本記事が体への考え方を拡げるキッカケにもなっていれば幸いです。

本記事は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました!


記事執筆者紹介

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整体庵大空 下大前陽介(シモオオマエ ヨウスケ)

<プロフィール:整体師歴18年>

スポーツトレーナー、トレーニングコーチ、プロ野球選手のサポート歴

スポーツ整形外科、産婦人科での施術を経て、整骨院開業。

現在は保険診療を廃止し自費診療で整体院を夫婦で営んでいます。

ファスティング歴10年以上、-25kgのダイエット経験者

定期的にファスティング講座をオンラインで開催しています。

妻(美容鍼灸師)、子供2人、猫1匹の5人家族です。


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