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腰痛・坐骨神経痛を治すために第一に“引き算”が必要な理由

「腰痛改善に“筋トレ”は不要」

「腰痛を治すために、まずすべきは“呼吸”である」

「腰痛改善できるのは“やる”ひとだけ」

という話を以前したのですが

今回はまた違った角度から、腰痛改善を目指す上で必要な考え方について‥

「腰痛・坐骨神経痛を治すために、第一に“引き算”が必要な理由」というテーマでお伝えします。

腰痛・坐骨神経痛を治すために第一に“引き算”が必要な理由


カラダづくりをしているときに、しばしば起こる悲しき事態

それは、良かれと思って行なっている運動やストレッチが、むしろ悪い結果を招くことです。

痩せるために走ったら膝を壊した
デッドリフトでギックリ腰をやってしまった

基本的に「姿勢改善」や「動作改善」という文脈におけるカラダづくりは“科学”です。

ようするに、いまの姿勢や動作は“何が過不足した結果なのか?”運動学・解剖学・生理学などで説明可能である、ということです。

こと“痛み”に関しては、科学ですべてを説明できるわけではないにせよ‥

慢性腰痛や坐骨神経痛など痛み改善を目指したカラダづくりをするときも、姿勢や動作への介入=科学的アプローチはほとんどの場合で行われます。つまりある程度は「道すじ」を立てた取り組みになるわけです。

そんな中で(たとえ本人は良かれと思っていても)「道すじと関係のない行動」や「道すじから逸れる行動」は可能な限り減らすべきといえます。

痩せるために走ったら膝を壊した
デッドリフトでギックリ腰をやってしまった

痛み改善に繋がらない減らすべき行動の例

何をするかも大切ですが、それと同じくらい「何をしないか」を意識しておくことも大切です。でないといくら頑張っても、その頑張りが相殺される“イタチごっこ”になってしまう場合があるからです。特に「痛み改善」を目的としたカラダづくりに取り組む際は。

ではいったい、何を引けば良いのか?

腰痛・坐骨神経痛を治すために、まず何を引けば良いのか?痛くなりそうなムリな筋トレ、というのはそうなんですがもっともっと根本的なことで

――それは【自分の考え】です。

カラダづくりに関する“自分なりの考え”の重み付けを下げること

これが慢性腰痛や坐骨神経痛を抱える方にとっての「改善への第一歩」になります。

というのも、痛みやしびれに悩まされている方の話を伺ったり身体をみさせて頂くと「姿勢の癖づけ」「運動」「ストレッチ」で、自らすすんで患部にストレスを加える、いわば“腰痛自爆テロ”を起こしていたと思われるケースが多々あるわけです。

痛みを誘発する(たとえば腰を反る)運動を繰り返したり、「姿勢を正そう」と考えて過度に腰を反らした座り方を癖づけたりするなど

腰痛自爆テロ

特に「腰」はセンシティブなつくりで、ケアやトレーニングを“頑張る”方ほど壊しやすく、むしろ筋トレやめたら/姿勢を良くしようとすることをやめたら調子いいじゃんということは本当によくあります。痛みの原因は“我流”かもしれません。

腰(椎間関節)は痛みを感知する侵害受容器が豊富(周囲組織比10倍)とされる“敏感”な組織です。

痛みや不調の起こらないカラダを維持する上で大切になる考え方は“頑張らない”ことです。

腰痛も坐骨神経痛も、なにかが不足しているというより、むしろ足りすぎていて、言い方を変えると“過剰になっていて”起きている側面があります。

“ケガや痛みや不調の起こりにくいカラダ”を軸に考えたとき、いわゆる「筋トレ」はかなり上位の概念

痛みの起こりにくいカラダを構築するプロセスに“筋トレ”は含まれない

だからこそ“引き算”が重要です。

もしこれまでの取り組みの結果が芳しくないのであれば、一回その“考え”を引く

ガムシャラな筋トレやSNSでみたエクササイズを一旦やめる

その上でその道のプロを訪ね、いま何をすべきか/すべきでないかを整理してもらい、再構築していくことが改善への近道かもしれません。

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