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ソウルからの北京入国_⑤北京での再隔離

どうも!
セイタです!
北京大学修士課程にて社会学を学んでいます!!

この記事では、北京での隔離について書いていきたいと思います!
大連で10日間隔離されたにもかかわらず、北京で1週間監禁された後に、1週間軟禁という生活を送りました。その時の生活についてこの記事では書いていきたいと思います。


2022年12月中旬に中国政府がコロナ対策に関する政策を大幅緩和しました。そのため、この記事は過去の出来事の追憶に過ぎないものになってしまうと考えていました。

しかし、中国が日本に対してビザ発給を停止するという令和の時代とは思えない外交手腕を発揮してくれました(笑)

日韓は中国からの入国者に対する水際対策を強化しており、中国外交部(外務省)は「差別的な入国制限への対抗措置」だと説明する。ただ、より厳格な水際対策を取っている韓国よりも日本に対する対抗措置のほうが厳しくなっており、中国政府の「見切り発車」「各国の大使館への丸投げ」ぶりも鮮明になっている。

中国「ビザ発給停止」韓国より厳しい日本への報復

ですので、2023年1月時点に書かれたこの記事も案外役に立つのではないかと考えております。



自分がなぜ韓国から北京に渡航したのかについては下記記事をご参照ください



大連での隔離生活に関しては下記記事をご参照ください。




北京に来て再度隔離

北京に着いたのは2022年11月20日になります。
大連で10日間隔離されたのですが、北京大学でもなぜか追加で隔離されます笑
北京の隔離が厳しいのは、日本人界隈でも有名です。

一説によれば、各地の地方の小役人が中央政府にいい顔をするために、必要以上に厳しい隔離を実施しているとのことです。中央政府が出している当時の規定を探そうかなとも思ったのですが、中国の隔離政策は朝三暮四なので多分見つからないだろうと思って諦めました。


隔離規定に関して

下記の書類が北京大学に到着した時に渡された隔離規定に関する書類になります。中国語で申し訳ありません、、、

一部かいつまんで訳すと

1,集中隔離
入校前に9号楼にて7日間(北京以外から入国した場合)、もしくは4日間(北京から入国した場合)の隔離が必要である。隔離期間は毎日PCR検査を実施する必要がある。

2,観察期間
集中隔離を終えたものは観察期間に入る。その間は自ら防疫を実施し、食事会に参加してはならず、キャンパス内を出入りしてはならない。

というわけで、1週間は監禁で部屋から一歩も出てはならず、その後の1週間は軟禁でキャンパス内から一歩も出てはならないということになりました、、、

2重で隔離させる意味が全く理解できませんが、とりあえず従います。



集中隔離に関して

まず、自分がどこで隔離されたかについて説明させていただきます。自分は北京大学の留学生寮である中関新園(Global Village)に隔離されていました。

中関新園

自分は中国政府奨学金の奨学生だったので、寮費が中国政府から支払われております。そのため、今回の隔離期間中の寮費も無料となります。
※よくよく考えれば、国の要請で隔離されているのだから、宿泊費くらい無料なのは当たり前だと思いますが。


中国政府奨学金について知りたい方は下記の記事をご参照ください。



本来であれば自分は中関新園の5号楼(二人部屋)に住む予定なのですが、隔離期間中は9号楼に住むことができました。9号楼はホテルであり、来客が2,3日宿泊する際に使用されます。かなりきれいです。


ただ、宿泊費は無料なのですが、食費は別途かかります。それも面白いことに中関新園の中にある中華料理のレストランと西洋料理のレストランが弁当を作っており、それを自分で頼むという仕組みになっています。

なので基本的には自分で払っていました。ただ、例外があります。中関新園の中で陽性者が出た際は、中関新園全体がロックダウンされました。その時は2日間だけ無料で朝昼晩ご飯が出ました。最高でした(笑)

こちらは別途記事にしておりますので、興味のある方はご覧ください。



ということで、特になにもなく、1週間が経過しました。
ちなみに結構快適でした。さすがに大連で隔離されていた時の一泊550元(約11,000円)のホテルには劣りますが、部屋もきれいで、設備もちゃんとしてました。



観察期間

1週間の隔離期間が終わった後は、1週間の軟禁期間に突入します。
ここからようやく中関新園の中限定ですが、動き回れるようになります。

修士課程で中国政府奨学金の学生は基本的に中間新園5号楼の2人部屋があてがわれます。なのでルームメイトガチャは非常に重要です。

5号楼のチェックインの際に、レセプションの優しいそうな中国人のお兄さんが「ルームメイトは大事。もしも問題があった場合は、管理部に行ってね」とかなり強調していました。思わず、「なんでそんなに強調するんですか」と尋ねたほどでした。

ということで、ドキドキしながら、あてがわれた部屋に行ったところ




ルームメイトは不在でした!!

ただ、めちゃくちゃ臭かったです。異様なくらい臭かったです。どうしたらこんなに臭くなるのかわからないくらい臭かったです


なので、「これはきつい」と思ったので、管理部に行って部屋を変えてもらうようにお願いしました。当然理由を尋ねられましたが、「臭い」と言えばすんなり変えてもらいました。ちなみに不在だったルームメイトはアゼルバイジャン出身だそうです。

アゼルバイジャンは中東の国です。


その際に、希望を聞かれたので、「東アジアもしくは、東南アジアで経済的に発展した国のルームメイトがいい」と答えました。ちなみに、高層階や南向きなども指定できました。

ということであてがわれたのが、東大から交換留学で来ている博士の学生でした。ちなみにめちゃくちゃいい人で、僕が隔離期間で中関新園から出れないときは食堂でご飯を買ってきてくれたりしました。

やはり、ちゃんと交渉したほうがいいですね★


あと、中関新園の中には様々な施設があります。

まず、コンビニがあります。そこで、お酒や生活必需品、フルーツ、インスタントラーメンなどが変えたりします。


それとは別に中華レストランと西洋料理のレストランもそれぞれあり、そこで集中隔離期間にたのめた弁当を買うこともできます。

1階が中華、2階がせい西洋料理

また、それ以外のものが食べたければ出前を取ることもできます。

さらに僕が隔離されていたときはコロナの影響で使えなかったのですが、2023年よりカラオケやボウリング、卓球、ビリヤードができる娯楽施設が使えるようになりました!

上記のように色々な選択肢があるので、正直中関新園から出る必要性はあまりありません。実際にここ数日は筋トレとご飯以外で中関新園からは出てません。

なので、観察期間は比較的快適だと言えましょう。


この記事は以上となります。
また、今回の記事でソウルからの北京入国に関するマガジンはいったん完結となります。

12月中旬に中国のコロナ政策は大きな転換点を迎えたため、本記事のような隔離についてのブログが持つ直接的な意味はなくなってしまいましたが、中国という国を知るため、また中国で生き抜くために必要な心構えのようなものは依然として提供できると自負しております。

本記事のように中国に関する記事をどんどん上げていきますので、興味のある方はフォローお願いします~

ここまで読んでいただきありがとうございます。
引き続きよろしくお願いします。




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