帰家穏坐

2020/10/17 12:17 に 旧アカウントにて投稿した記事を転載

あるいは10月という季節は気分が落ち込みやすいのかもしれない。

ちょうど夏の暑さによる疲れが自然と現れてくる頃。特に今日のように雨で寒い一日には。
であれば、できるだけ家でゆっくりと休むのが好ましいといえる。

ところがこの「ゆっくり休む」ということが、僕にはとても難しかった。

2年前の8月に前の会社をやめて、ちょうど2か月後の10月中頃に東海地方への車の旅を3日間行い、その翌週から僕の心身に異変が現れた。一気に落ちた。
生まれてはじめて心療内科というものにも数件あたってみた。(薬をもらうまでには至らなかったが)

そして2年の月日が流れた今、無事、新しい仕事にも馴染んできた。変わったことといえば、仕事以外で人にほとんど会わなくなったということだろうか。予定もほとんどないし、入れないようにしている。
(その背景には、いろいろなことをやりつくした感とうんざりした感があるように思う)

休みの日に何も予定がないということがうれしい。ゆっくりと自分の体と心の声に耳を傾けることができる。

ささやかではあるけれど、やりたいこと、ずっと続けていきたいこともいくつかある。

より本当らしい自分、そして自分に合うこと合わないこと、これらの見極めというものには相当の月日が必要なのかもしれない。もちろん僕はこれからも変わり続けるのだろう。変化も受け入れてゆく。

「ゆっくりと休めるようになった」というのは僕としては大きな成長なのだろうと、この2年を思い返してみた。

(BGM:チャイコフスキー 四季 10月 秋の歌 Octobre: Chant d' Automne)

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