必ずも常に持病のある人は春と秋との灸を忘るな - 養生やまと歌99
秋は体の方がまだ完全に冬モードに移行していないため、急な寒さが来ても対処できず、風邪をひいたり、体調を崩しやすかったりします。
そのため、江戸後期の『養生手引草』では、秋は冷えに対する抵抗力をつけるように、お灸をすべきだとしています。
ツボは足三里と曲池がおすすめです。10月中はこの2カ所に定期的にお灸をすえるとよいでしょう。
また、『養生訓』では特に胃の虚弱な方は、秋と春に以下のツボへのお灸をするとよいとしています。
天枢・水分・脾兪・腰眼・三里・京門・章門・胃兪
このツボの中から、ご自分でできるお腹のつぼを抜き出すと、画像にある3カ所となります。これに足三里も加えましょう。
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養生やまと歌とは
和歌形式の養生書、食物本草書、経穴書から、養生のキホンが学べる100首を厳選し、イラストを付けてご紹介していきます。
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