精子提供はじめました

ベイビープラチナパートナーで精子提供を行っているアキヒデです。 私がなぜ精子提供をはじ…

精子提供はじめました

ベイビープラチナパートナーで精子提供を行っているアキヒデです。 私がなぜ精子提供をはじめたのか、精子提供や社会への問題意識などについて書いていければと思っています。

最近の記事

X(Twitter)アカウント作成しました!

 新型コロナウィルスが5類感染症に移行され、人と人との交流が回復する中、私も活動を少しずつ再開することにしました。このコロナ禍で私も仕事などが変わり、使える時間は以前ほど多くはありませんが、できる範囲で「子供を授かりたいけれども授かれない方々」の力になれればと思っています。  その中で先日、現在の精子ドナー界隈の情報収集の意味も込めてXのアカウントを作成しました。Xと言ってもまだ馴染まないですよね。Twitterのアカウントのことです。  その上で、精子提供者や精子バンク

    • 精子提供にあたって確認すべきこと

      本日は個人の提供者であっても、精子提供にあたって確認すべきだと思っている事を紹介します。 これらは、私が提供する前に毎回確認していることです。 ①経済的余裕 私が精子提供しようと思った理由は、 「子供を育てるだけの環境が整っているにも関わらず、何らかの理由で子供を持てずにいる方の手助けをしたい」 という理由からです。  子供を持てない理由は単純に結婚と縁が無かった、アセクシャルだった、セクシャルマイノリティだった、旦那さんが無精子症だった等様々ですが、いずれにしても子

      • アセクシャルの女性の覚悟(精子提供事例)

         私は連絡をいただいた後、カフェでお話をする機会をいただいている。  目的は2つあり、女性にとって私が提供者として相応しいか判断していただくこと、そして相手の女性が提供して大丈夫な方か私が判断する事の2点だ。  もちろん、「相手の女性が提供して大丈夫な方か」にはいくつかの要素がある。大きく分ければ提供後トラブルが無さそうか、きちんと母親になる決意ができているか、子供を大切にしてくださりそうな方か、だ。  その女性はアセクシャルだった。  アセクシャルとは無性愛、異性への

        • 精子提供がワイドショーで紹介されましたが・・・

           ここ数日「スッキリ」、そして「グッとラック!」で続けて精子提供について報じられ、そのネガティブな一面が前面に出る結果となっている。  スッキリではSNSで精子提供が行われ、その中には男性から性行為を求められた事例等を紹介。グッとラック!では高学歴、高身長の精子だと思って提供を受けたところ、実際には地方大学の外国籍男性の精子だった事が判明して訴訟問題となっている事等が紹介された。  どんな世界でも成熟するまでは様々なトラブルが発生する。精子提供はそれそのものが人間の最もデ

        X(Twitter)アカウント作成しました!

          基本的な精子提供方法

           民間の人々が行う精子提供には大きく分けて2つの方法がある。一つがシリンジ法、もう一つがタイミング法だ。  シリンジ法は男性が精子を容器に入れて提供し、女性がシリンジ(先端が尖っていない注射器)で自分の性器に精子を自ら注入するという方法だ。  一般的に精子提供はこの方法で行われる。医療機関などで行われるものもこれだ。  問題点としては精子の新鮮さの保持がある。  精液は時間がたてばカピカピになってしまうし、精子が活発に動き続けられる環境は限られている。民間で行う場合は大体

          基本的な精子提供方法

          少子高齢化とは言うけれども~精子バンクの必要性~

           日本は少子高齢社会であり、それは年々悪化している。  これは日本経済にとって由々しき事態であるというのは政治家も経済学者も言っている事で、僕も同じ考えだ。というのも日本の経済力の高さはGDP、国内総生産で証明されてきたけれども、GDPというのは一人一人の消費と人口を掛け合わせたものであり、日本は日本人が思っているよりも世界で人口が多い国だったのである。  日本の人口は現在世界11位の約1億2千万人。アメリカが約3億3千万人だから日本の約3倍。人種のるつぼで世界から人材が

          少子高齢化とは言うけれども~精子バンクの必要性~

          ある日、精子バンクに登録をしてみることにした。

           精子バンクという言葉には抵抗があった。  そもそも精子という言葉が基本的にいかがわしい印象があったし、結婚もせず、愛してもいない異性間で精子が授受されるという事も、自分の感覚では正常な事とは思えなかった。  それは僕に限らず、多くの人がそうだと思う。  僕の場合、精子バンクへのイメージが変わる出来事はたまたま訪れた。それは毎回欠かさず見ている「ねほりんぱほりん」という番組である。  その番組は、世間の少数者や普通の社会生活をしている中ではあまり話す機会の無い人々に対し

          ある日、精子バンクに登録をしてみることにした。