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ある日、精子バンクに登録をしてみることにした。

 精子バンクという言葉には抵抗があった。
 そもそも精子という言葉が基本的にいかがわしい印象があったし、結婚もせず、愛してもいない異性間で精子が授受されるという事も、自分の感覚では正常な事とは思えなかった。

 それは僕に限らず、多くの人がそうだと思う。

 僕の場合、精子バンクへのイメージが変わる出来事はたまたま訪れた。それは毎回欠かさず見ている「ねほりんぱほりん」という番組である。

 その番組は、世間の少数者や普通の社会生活をしている中ではあまり話す機会の無い人々に対して、YOUさんと山里亮太さんがモグラに扮して、決して否定せずに根掘り葉掘り聞きだす、という社会派のトークバラエティだ。


 2018年12月放送の「LGBTのカップル」では、女性のLGBTカップルがゲストとして登場しており、それぞれが同じ精子バンクの提供者から提供された精子で子供を授かっているということが紹介されていた。
 僕には性同一性障害の友人がたまたま何人がいたので、それが自分とは全く関係の無い世界の話に思えなかったし、子供を持ちたい性同一性障害の人が子供を持つことが出来るのならそれは素晴らしい事であると思うようになった。

 今では精子バンクは国がきちんとルールを整備して、制度化すべきものであると自分は思っている。
 しかし調べれば調べるほど、現在の民間の精子バンクには問題が多い。

 そこで、実際に精子バンクを始めた身として、現状の問題点、あるべき制度などを拙い文章ではあるが記録していきたいと思う。

僕の記録が、精子バンクの制度化や日本の人口減少問題への対策を講ずる上で何かしらの力になれれば幸いだ。


ベイビープラチナパートナー
アキヒデ
https://www.babyplatinumpartner.com/2020/05/31/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD-%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%92%E3%83%87/

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