生きづらいぼくが試した、心の解放
生きづらい。
そう感じるときがある。
何か起きると「ぼくが悪いんじゃないか」とすぐに自分を責める。その癖が、33歳の今でも変わらない。
そんなぼくの心をどうすればいいか分からなくて、よく心理学の本を読むんだ。
今日読んだのはこんな本。
本を読むとき、ぼくはノートにメモを書く。
気になった一文だったり、表現があればメモを付ける。
でも、そこで終わらない。
「気になった」ということは、僕の心がそこに「何か」を感じたんだ。
その「何か」を、メモした分に添えて書く。それをやっている。
例えば、
(本文)レジリエンスのある人は『断念』と『不幸を受け入れる』特徴がある
⇒(僕の感じたもの)この人はもうぼくを愛してくれないという断念、ぼくはこの人に愛されてないという不幸を受け入れること
こんな風に書いている。
ぼくが、断念と不幸を受け入れるという表現を読んだとき、ぼくにとっての断念することは何か、受け入れる不幸は何かで浮かんだのはこれだった。
これは、ぼくがカノジョに振られたときに必要なことだった。断念して、受け入れて、ようやくぼくは前に進めるんだから。
こうやって書いていくと、ぼくの心はぬぐい切れないキズがそのままになっている過去に戻っていく。
なぜか覚えている出来事。20年以上前にもなるのに、すぐに思い浮かぶあの情景。
その出来事の中で、昔のぼくが本当は思っていたことに気付ける。
何でもない風に装っていたけど、実はかなしかった、怒っていた、さびしかった。
当時抑圧していた感情が、20年の時を経てやっとぼくの中に戻ってきた。
そうやって一つずつ、自分の過去を清算していくと、なんだか心が軽くなるんだ。
やっと、当時のぼくが顔を上げることができたんだ。
これがぼくなりの心の解放。
興味があったら真似してみてほしい。
多分だけど、生きづらいあなたの中には、抑圧した何かが眠ってるから。
それをやさしく起こしてあげて、その何かの声を聞いてあげてほしい。
誰かのために押し黙ったままのその声に、耳を傾けてほしい。
あなたの心が、少しでも軽くなることを祈ります。
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