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揺るがない信念

いつか考えが変わる、、ね、、

よく自分の生い立ちを人に語る時、(いつか家族と仲良くなるといいね。)っと言われる。だが私にとって寄りを戻すなど、言語道断であり、寄りを戻すことなど絶対にない。

(いや!数年経てば考えが変わるよ!人生に絶対にないとは言えない。)と言われると、私の強固な意思、信念と覚悟を侮辱された気分になる。

確かに人はいつか変わるし、確かに人生に絶対はない。人間は同じことを繰り返すことを苦手とする生き物であり、常に新しいことを求める。社会がここまで発展できたのも説明がつく。

だが、考えが変わらない人もいる。考えが変わらない人には、強固な信念と曲げられない価値観を持っていることがある。何かを成し遂げるためには己の強固な信念と、それを貫く覚悟が必要である。

私は父と母に似ている、父はイスラム教を強く信じ、自分の価値観と信念を強く信じている、そのため、無神論者と関わることを強く拒む。なぜなら、自分と違う価値観や考えを信じたくないないからである。

母も同じく、友達と英国へ旅行し、たまたまイスラム教信者と出会い、心に孤独を抱いていた母はイスラム教の教えに感動し、宗教に入信した。その後、一度も日本へ帰らなかった。

なぜなら、帰国すれば、母の父、つまり私の祖父に、母の信じる価値観や信念を変えようとすることを母は知っているからだ。自分の強く信じる道を進むために、母は日本に戻らなかった。

私も、自分の信念と覚悟、自分の価値観を信じて、家族と絶縁をしたし、モロッコ王国を離れた。このままモロッコに住み続け、家族と関係を持てば、何も変わらないし、自分の信じる道も進めないことを私は知っている。

もし両親が寄りを戻そうとしても、断固拒否する。

私の強固な信念、価値観は絶対に揺らぐことはないし、そこまで家族に簡単に寄りを戻すほどの心の優しい人間ではない。

ある人は身勝手と言うだろう、またある人は間違ってないと言うだろう、だが結局、何を言われようが人の意見はそれぞれで、私は少数派か多数派の意見のいずれかに属するだけ、私が正しいと思い、己の信じる価値観、強固な意思と信念を貫き通すしかない。

これからも強固な意思と信念を生涯まで持ち続けるだろう。

大塚清龍

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