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2022年3月5日(土)の日記

この日記を始めて、初めての土曜日である。

無職の土曜日は、平日とそんなにちがわない、という向きもあるが、やはり土日にしかできないことをやりたいとは思っている。無職の日常にもメリハリが必要だ。とりあえず、就活関連のメールだけは断固として見ない。

今日は外がとてもあたたかく、ぜひとも外出したくなった。家から少しばかり歩いたところにある羽根木公園で梅が盛りだという噂。無職なのに何も土曜日に花見に行かなくても、とは思いつつ、私は今日外出したい。

いつも午前11時前後にとることにしているコーヒー時間のあと、羽根木公園に歩いていった。

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羽根木公園に着くと、予想どおりの混雑ぶりだった。しかし、梅は今まさに盛りを迎えたタイミングで、大半の木がまだ瑞々しい花をつけていた。

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春らしい少し霞んだ青空も、目にやさしい。

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白と緑の梅。白と緑はいい組み合わせ。

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ピンクの枝垂れ梅は各所で人気を集めていた。

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帰り道も、そこここで明るい春が満載。

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お花屋さんで見るようなミモザ。

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帰り道は遠回りして、北欧のお菓子屋さんでシナモンロールをテイクアウトした。大きさ控えめ、砂糖も控えめで、ダイエット者にやさしいつくりである。カルダモンが香る。

さて、今日はもうひとつ、休日にしかできないことをした。それは、プレイするのに時間がかかるゲームに没頭すること。

すなわち、現在プレイ中のApple ArcadeのRPG、FANTASIANだ。

このゲーム、中盤以降のボスの類いが強めに設定されており、いちいち死ぬのでべらぼうに時間がかかることで知られている(たぶん)。

私は戦略性のかけらもないゆるゲーマーであるため、このゲームで死なないわけがなかった。最近は無職であることをいいことに、ボス戦で死ぬたびにコツコツとレベル稼ぎをして、辛くも面倒なボスの数々を倒してきたのである。

そんなFANTASIANもとうとう終盤となり、ラスボス戦まで来た。ラスボス戦も例によって勝てない。しかも、FANTASIANではレベルが上がると入る経験値が少なくなる。もうレベルがどんどん上がるような稼ぎ場所はない。それでも勝てない。というところで、ここしばらく詰まっていた。負けるたびにコツコツ経験値を貯め、レベルが1上がったらまたラスボスにチャレンジ、ということを2、3回繰り返していた。

そろそろレベル上げも限界(本当にレベルが上がらない段階なので、もうこれ以上は面倒くさい)。そう思ったところで、土曜日を迎えた。

今日こそラスボスを倒す……!

チャレンジは計4回。所要時間、夜ごはんを挟んで5時間。倒したのは先ほど、夜21時すぎのことだった。クリアーーーーーー。レベルは全員63、所要時間は83時間程度だった。

FANTASIANは中盤以降ドラマ性が薄れ、戦闘メインになる。当初はドラマチックなエピソードでいっぱいだったキャラクターたちも、中盤以降は大人しくなってしまう。やっぱりさ、キーナとシャルル関連はもっといろいろエピソードあってもいいと思うんだ略

FANTASIAN前編をクリアしたときには、それはワクワクしていたものだが、後編に入ってから、特に終盤は序盤に培われたキャラクターへの愛着でひたすら作業していたという感すらある。キャラクターデザインがいちいちかわいく、テンション技(必殺技)発動時の微妙な目つきなどに大変ときめいていた。それも最終的には見すぎてしまい、小説の校正しながらプレイしてたけど……。

ラスボス戦が終わってみると、タンというキャラクターなしには勝てない感じだったため、あまり印象に残っていなかったタンが妙に好きになってしまった。あと、ジニクルも意外と重要な活躍の場面があり、この2人には大変お世話になりました。

とはいえ。

実は私、けっこう長いあいだ、完全新作のRPGでおもしろいと思えるものに出会えずに、過去のお気に入り作品ばかりをえんえんプレイしなおしていた時期があった。

このFANTASIANと、その前にプレイしていた「十三機兵防衛圏」は、久しぶりにおもしろい完全新作ゲームとの出会いとなった。しかもFANTASIANはド王道(FF7好きとしてはド王道。FF6を意識してつくられたものだそうで、SF要素も強)。前編はまさに理想のRPG、「こういうのでいいんだよ」というRPGだった。後編はボス戦のヘビーさから、ストーリーの存在感が消えてしまったけども。

全体としては、

はー、おもしろかったー。

という感想である。またおもしろい完全新作RPGに出会えますように!

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