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映画感想文「ゼニガタ」

「なんか見よー」と思って配信アプリを見たらなんか面白そうな映画を見つけたので視聴することにした。『ゼニガタ』だ。僕は『闇金ウシジマくん』みたいなそういう裏社会系の人間ドラマが大好きで,見つけ次第手に取ってしまう。まぁ,ウシジマくんが凄すぎてそれ以降は2,3編読むか30分位見ちゃうと辞めてしまうのだけど,本作品は割とすんなり見れた。映画は中々見ないから,僕の中では珍しい。今回はその感想を述べていこうと思う。


一言で言うと”あっさーりした闇金ドラマ”

 前述した通り,闇金ものの代表格である『闇金ウシジマくん』はまぁインパクトが強い。衝撃も強い。だから,これに見慣れちゃうと大抵なんか物足りなくなる。パンチが効いてないというか,えぇそんなもんなの?なんて思ってしまう。(むしろそっちの方がリアルなのかもしれない。)以後闇金もの含め人間ドラマ系の作品は薄味過ぎて「んーそういうのかなぁ…?」なんて思ってしまう事も多々あった。本作品も片田舎の闇金という分やっぱりパンチがない。が,何故か見れる。すごいあっさりしていて,さらっと見れる。何故かはわからない。多分,痛々しいシーンもないし,衝撃!!なんてこともなかったからだと思う。良くも悪くも起伏がない。なんか本当にありそうな気もしないでもないほのぼの(?)な作品だからかもしれないなんて思ったりもする。

やっぱり女の欲って怖いね

 ウシジマくんでも描かれたが,女の欲というものは非常に恐ろしい。見栄に起因するのだろうが,それは借金地獄の入り口まで即座に引きずり込んでしまう。何故女は互いにマウントを取り合ったりするのだろうか,「みんな違ってみんなどうでもいい」になれないのだろうか、自分でもそういうきらいがあるから,それを自覚したときに恐ろしくなる。あんまりファッションに興味を持たないようにしようと自己防衛を働かせてしまう。だから,マウント用の武器として学歴とかそういう風に走ってしまったんだろうけど,自分はそれでよかったのかなと思う。結局失敗したから,学歴コンプ超きついけど。

総評

 登場人物の相関図や性格はウシジマくんの影響が強いなぁと言った印象だった。でも,ウシジマくんと違うのはみんな生きていて,なんだかんだ最後は平和に終わるという所。そこがあっさりしているという評価の根底にあるのかもしれない。ただ,あの人どうしたのかなー?なんてところもあるから(回収しそこないかな?)綺麗に全部終わるわけではないし,胸糞というか「やっぱり罪は平等には裁かれないのかなぁ」みたいな「それはあんまりだよ」といった場面あるので,そういうのが苦手な人はやめておいた方がいいかな。R-15作品だから,見れない人もいると思うけどとても見やすくて面白いから是非見てみて欲しい。Gyaoなら9月23日まで無料で見れるので,この機会にどうぞ。

 

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