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エッセイのほう

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野蛮で図々しくてくだらないことを書いています。400字~2000字くらいでしょうか。
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#私の作品紹介

『ほう』

「ほう」と感心してみましょう。 何ごとも「ほう」から始めてみましょう。「ほう」には含みが持たせてあります。一例をあげましょう。「ほう」と言いながら、その間に脳をフル回転させて見ましょう。二の句が出てこない時の時間稼ぎの「ほう」です。そのわずかな時間で失言も防げるでしょう。 また、よりよい対人関係づくりの為の一歩だと思って、毎日トーンを変えて「ほう」の練習を心掛けてみましょう。リラックスして反響する風呂場がいいのではないでしょうか。そこから、メロディーが出てきたら儲けものです。

『休薬期間中。78日目の2」

エッセイばかり書いてないで、私は小説を1本書かなければならない。 その小説の舞台は途中から、空の新潟から東北に移り変わる。湯治ツーリングに、行ったばかりなので、想い出の残量もたっぷりあるので、本当はそちらを進めたい。けれど、小説を書くときの指は重い。指に、墓石でも乗ってるように動かない。ので、またエッセイを書いている。 こちらは、滑るように指が進む。自動筆記に近いように動く。だからなのだろう。誤字脱字が多い。公開してからも、何度も文章を直す羽目になっている。 そう、『湯治ツ

『3クール。64日目まで。まとめ2万5千字』面白いと思いますので暇な方どうぞ。

日付を跨げば、3クール目の初日だ。 ところで、赤ワインというひどく美味い呑み物がある。 呑み過ぎれば便秘になるというのは、有名な話だ。私は誤解していた。いつものうっかりだ。その、色と見た目から、ブルーベリーにも似たような効果があるのではないかと思っていた。もともとはブルーベリーの抗炎症作用の効果を期待して、毎朝大量に食べていた。『ゲリラー』になってからもだ。 実は、ブルーベリーには、便を柔らかくする効能があるらしい。うん、うん、やれやれ。うっかり、うっかり、だ。 私の望みは悪

『フルーティーファスティングフェス』

太る人もいれば、痩せる人もいる。そうは、聞いていました。 3週間で1クールの『ガンかわいがり』治療の事だ。私の場合、1週目 は、ほとんど体重の増減はなかった。 2週目に入ると『ゲリラー』由来の体重の減少がみられるようになってきた。明日、2クール目の2週目が終わる。 5㎏は痩せた。2週目の私は、ふらふらだ。だるだるだ。ぐったりだ。 『ストッパ様』でも私を助けられなかった。 いっそ、「ファスティングフェス」を開催しようか。 何を食べても「じゃーじゃー」排出されるだけだ。ほとんど

『ダダダデスダッタ派』

春の嵐の2度起き、3度起きのせいで酷い有様だ。 『キア痛』も起こるし、なんなのだ ま冬のように、ひっちゃかめっちかゃかに荒れ放題の我が家の庭だ。 さて、みなさんはお気づきだろうか。 私が、『ダダダデスタダッタ派』の書き手の、『句読点過多派』である事を、だ。 『ダダダデスタダッタ派』とは、文末が、~だ。~た。~です。~だった。で、終わるものの、とくにダダダダッと『だ』を愛する者の『派』の事だ。 『句読点過多派』は読んで字の如し、だ。 これが、私には心地よい文章のようであり、癖

『鼻血前線』

今日、私の『標本鼻』から凝固した『目安鼻血』を確認しました。 2クール目の『鼻血前線』は9日目(4/9)となった。 これから暫くは、土いじりやDIYなどは避けて、身体に傷を出来るだけつくらない生活をおくる、はずなのだが。 間が悪い事に、今日、新しい玄関の外灯を取り付けなければならない。なぜなら、玄関の外灯を昨日、全部取り外してしまったからだ。早く取り付けなければ真っ暗だ。夕方の来客や宅急便の配達員へ苦労をかけてしまう。しかも、夜中から一日中雨ではないか。 省エネと防犯の観点

『ベタピン細胞』

皆さんは、『ベタピン細胞』をご存知だろうか。 『ベタピン細胞』とは、己の髪型に容姿の方からべたりと寄っていく、細胞の働きの事だ。毎朝鏡を見るたびにおかしいとは思っていた。 人生二度目の『マルガリッタヘア』が似合い過ぎていたからだ。 私は、『マルガリッタヘア』の申し子だったのか、と勘違いするほど『ベタピン細胞』の働きは活発化している。 「ところで、『ガンかわいがり』のほうは大丈夫でしょうか?」 そんなお伺いをかけたくなるほどに、日日『マルガリッタヘア』に私のぜんめんぜんたいが

『ゴーヤの苗を入手』

やったぁ、今日はカレーだぁ。 夕飯はスパイスカレーだぁ。やぁりーっ。 各スパイスは私の『健康食の乱れ食い』の正式なメンバーになった。 調べてみると、スパイスはかなり有力なメンバーになりそうだ。 四つ足肉を全く食べない生活には、タンパク質が不足しがちになる。昨日は茶碗蒸し、今日はスパイスカレーということで、たっぷり鶏肉が摂取できるのでうれしい。因みに四つ足肉を食べない生活は、宗教上の理由でそうしているわけではない。赤身肉を避けている事と、脂っこいものを食べるのがツラいからだ。

『せいのほう語辞苑』

私は言葉を知らない。 だから、造語に逃げている。私のエッセイには『せいのほう語』があふれている。だから、ここらで『せいのほう語辞苑』をつくろうと思う。 ひとまず、思い出せるところから書き出していこう。これからもどんどん追記していく事になるでしょう。めんどくさい。何を書いたか忘れているし。いつの間にか『エッセイのほう』が100本を超えていた。 アーガ秘水。新潟の山奥の山村でうまれた、秘水。癌が治るとの噂も。後にその正体が判明。ヤマブドウ酒。ノブドウ酒。ドクブドウ酒。ブスブドウ

『アーガ秘水』

1クール目の抗がん剤服用期間が終わった。 初日に抗がん剤の点滴。14日間の抗がん剤服用期間で、計15日だ。 これから、6日間の休薬期間に入る。次の血液検査で問題がなければ、しばらくはそれの繰り返しになる。何クール続けるのかは決まっていない。 1クール目の抗がん剤治療の副作用は大した問題にはならなかった。すこしの便秘とダルさ。血混じりの鼻糞。胸やけ。手足のしびれ。こんなところか。前回、5日目でリタイヤしたのが嘘のような副作用の軽さだった。 心療内科で処方された薬の服用も、副作

『しゃっくりが止まらない』

しゃっくりが止まらないのです。 今日だけで、数百回のしゃっくりが出ています。ややこしいのですが、これは抗がん剤の副作用の吐き気を抑える為の薬の副作用なのです。 明日の朝も一錠飲むことになっています。 この4行書く間にも、数十回のしゃっくりがありました。夜になってからのしゃっくりの傍若無人ぶりに驚いています。 いや、これは、千回を超える勢いのしゃっくりです。 私のしゃっくりは「ふぐっ」とか「んぐっ」とか鳴ります。タイミングによっては鼻にかかりすぎるせいか豚鼻音も漏れ伝わります

『デニムを脱がないという事』

昨年の秋に『革ジャンで眠るという事』という、エッセイを書いた。 私は、そのあと革ジャンを脱いで、『デニムを脱がないという事』というテーマで日夜、暮らしていた。もう、三月ほど過ぎているだろうか。 今回はマンモスの毛皮で暮らしていた原人と言うよりも、アメリカのゴールドラッシュ時代の坑夫の気分で日日を過ごしている。ほぼ、24時間同じデニムを履いている。10日にいちど水洗いをするときだけ脱いで、あとはずっと履いている。 これも、なにより、地球に冬があるお陰です。冬があるからこそ、

『絵の成るほうへ』

鬼さんこちら、『絵の成るほうへ』 こんな具合で、絵を描いてから、文章を書いている。私のなかのこの頃の流行だ。 で、この絵はなんなのだろうか。40に区切られたマスに○が折り重なってスタンプされている。7月と8月と9月が暑すぎるので、40日づつにしてほしいという心の訴えだろうか。 月火水木金土日夜の8日で一週でどうだろうか。夏の3ヶ月は暑すぎるので、日曜日のつぎの日は、一日中夜にする。 一日中、人間が引きこもるのは簡単だ。けれど、私は一日中、日を隠したい。こんなことが可能なのだろ

『白蛇』

年が明ければ、辰年なので龍を描こうとしたら白蛇になりました。 よくある事です。縁起がいいですね。 偶然性に頼っているので二度と描けませんが。 じたばたしてもがいていると人間はなにかをうみます。 我ながら偶然をよくつかみました。 文章でもそういうときがあります。身体にまかせて書くかんじが。 昔だったら、百枚くらいの紙と絵の具を無駄に消費して偶然たどり着く表現が、僅かな電力消費でうまれる。 いい時代になりました。