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エッセイのほう

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野蛮で図々しくてくだらないことを書いています。400字~2000字くらいでしょうか。
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『ほう』

「ほう」と感心してみましょう。 何ごとも「ほう」から始めてみましょう。「ほう」には含みが持たせてあります。一例をあげましょう。「ほう」と言いながら、その間に脳をフル回転させて見ましょう。二の句が出てこない時の時間稼ぎの「ほう」です。そのわずかな時間で失言も防げるでしょう。 また、よりよい対人関係づくりの為の一歩だと思って、毎日トーンを変えて「ほう」の練習を心掛けてみましょう。リラックスして反響する風呂場がいいのではないでしょうか。そこから、メロディーが出てきたら儲けものです。

『5クール。116日目』

さらに、ラベンダーとローズマリーを収穫、追加。安眠効果あり。気分よし。 今日は何本アイスを食べたかわからない。『腹下り』になってもいい。そんな勢いで食らった。しかし、よい事に『腹下り』にもなっていない。梅雨よりも猛暑のほうが私のコンディションは上がる。梅雨は真っ逆さまに、底の底に墜ちる。19時30分現在、私の部屋は丁度40℃だ。これから、エアコンのスイッチを入れる。厚めの毛布をしっかり掛けて、腹は冷やしてはいけない。「これが私のアナザースカイ」 我が家の周りには地域猫がい

『5クール。115日目』

今年の春に植えたラベンダーを収穫した。ドライフラワーにするつもりだ。隣でくずれそうになっているのは、ペパーミントのドライ。ちなみにこの場所は私のロフトベッド脇だ。ロフトベッドは手作りだ。もう、10年くらい使っている。ロフトベッドの下にはずらっと革ジャンを掛けている。革ジャンを掛けるために自作した。そのうち、ローズマリーも収穫して隣に差す予定でもある。 今年の春植えのラベンダーなので、小ぶりだ。夏枯れに備えて収穫した。いい匂いが部屋に満ちている。明日は37℃予報がでている、あ

『5クール。114日目』

「どうなってんだよ」、というくらい体調が上がらない。 頭を12mmに刈っただけで、今日が終わった。後は、横になっていただけだ。という事で岡村靖幸を聴いている。すこし上がった。 淡々と毎日を消費している。これが底だ。なにも書くこともない。なにも書くこともないと書くしかない。日記とはそういうものでもある。これでよい。ずりずり頬を枕に食いつかせてぶうたれている。 私は、岡村靖幸を「岡村ちゃん」と呼ぶほどの聴き手ではない。でも、この10年くらいの楽曲の充実ぶりは知っていた。そして

『5クール。113日目』

世にまれにみる、私の絶不調が収まらない。『腹下り』以外の不調が押し合いへし合い、私のもとに集合している。ずっとねむく。ずっとだるく。ずっとへんなのだ。肌にまとわりつくじめじめする梅雨の不快感。頭痛を誘発する気圧。抗がん剤の副作用による倦怠感。いっせいにくるなよな。 そして、私の部屋の湿度計は70%を超えている。ここ数日、私はほぼ虚ろだ。 さっぱり感が足りないのは苦痛だ。そろそろ『短坊主』にする時期かもしれない、4週間は経っている。強制的にさっぱりするしかないだろう。バリカン

『5クール。112日目』

昨日は、トータルで15時間くらい寝ていた。私の中のなにかが、おかしかったのだろう。二日連続でスーパーの揚げ物総菜を食べたせいかもしれない。腹の調子が良かったので、つい、出されたぶんを食べてしまった。それで、胃の調子がおかしくなったのだろう。別に、「あたった」というわけでもない。「もたれた」が、正解だろう。と、言いつつさらに数時間だらだら寝ていた。 やっと、新スマホの電子マネーのチャージが可能になった。一月弱かかった。迷惑メール対策でメールアドレスを変更したら、一月弱電子マネ

『5クール。111日目』

めずらしい事にしゃっくりと若干の吐き気の副作用が終わらない。 天気のせいかもしれない。だるい。身体がかるい。だるいといったら、身体は重くかんじるはずなのに。砂のようにかるい。砂のようにさらさらとベッドにくずれていくような一日だった。 腹は、『腹止まり』に傾いてくれている。4クール目は此処でミスを起こして『キレ痔』になった。もう、ミスは起こさない。そんな決意の下に、オリジナルブレンドのワセリンを毎日尻に塗っている。注入軟膏も一発挿入するかも知れない。 ヨーグルトメーカーによ

『5クール。110日目』

足の裏の脱皮がほぼ終わった。最初はどうなるのかと思ったものだ。蝉が鳴く季節のまえにいち早く私のほうが脱皮した。足の裏に柔らかさが戻った。ひび割れて歩くことに難渋する事もなかった。梅雨のおかげでもある。 最近は、とうとう私の野面をnoteでさらしはじめた。あまりにも荒れてきていたからだ。「こうなってしまうから、みなさん気を付けて」という、意味でもあるのだ。しかし、最近のスマホの解像度の高さに私はひいている。出先のスマホで撮って「まあ、こんなもんか」と、呟いてアップする。家に帰

『5クール。109日目』

梅雨の合間の森林浴で、私は虫けら気分を味わう。今日は微風だ。心地よい。私は完全に1.2時間眠ってしまう事もある。食事は、飴とブラックコーヒーだ。それで、満足。「やればできる」の言い方で、「食べなければ出ない」を実践している。 ただ、食べ始めの再開のときの反動も少しはある。が、『腹下り』を数日抑えられるだけで、私の幸福度は北欧の国の人民並みに上がる。『腹下り』がないたけで、私はスナフキンになれる。 夕飯は、昨夜ヨーグルトメーカーで作った、飲むヨーグルトにオリゴ糖を加えて飲ん

今日は1日飴と暮らす。それと水分とサプリ。『腹下り』には、ファスティンしかない。そして、私は飴を舐めて入れば48時間くらいの空腹は耐えられる。

『5クール。108日目』

点滴の副作用の吐き気止めの薬を半日服用するのが遅れた。この薬は私には関係ないのではないかと思ってもいた。しゃっくりはとまらないし、このくらいなら耐えられるだろうとも思っていた。が、吐き気としゃっくりの同時攻撃の威力はなかなかのパワーである事が分かった。「うぐうぐしゃっく、うぐうぐしゃっく」、がとまらない。 まったく関係ない話をしたい、突然思い出してしまった事がある。私は 、アン・ルイスの『woman』という曲が好きなのだ。しかし、アン・ルイスはもう、リタイアしているはずだ。

ペパーミントを3割くらい切り取りました。部屋で乾燥させます。そのまま、その後は、私の部屋の虫除けに使います。人生、初めてのドライフラワー作りです。

顔がかなり荒れてきたので公開しよう。結構荒れている。抗がん剤の副作用と下痢止めの副作用と49歳の正しい作用の野面マスク顔だ。これで、中坊主だ。「髪ぬけてきたろ」と、母親が訊ねてくる。それはそうだ、両親ともに軟毛なのだ。そもそもこの頭は抜け毛対策だ。パソコンのアップ顔はかなり酷い。

『5クール。107日目』

5クールに入った。このクールでひとつの区切りを迎える。学期末のようなものだ。5クール後のCT検査で落第するかも知れない。大小6の肝臓に転移した癌は果たしてどうなっているのだろうか。大きくなっていたり、増えていたりするとしたら、数か月分の医療費は『ぱぁ』に等しい。「この抗がん剤は効かなかったようだね」、とはすんなりいかない。私は貧乏なのだから。もともと『がんかわいがり』とは博打なのだ。それは理解しているが、せめて現状維持であって欲しい。無駄骨では、私の尻がかわいそうだ。 貧乏