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『休薬期間中。78日目の2」

エッセイばかり書いてないで、私は小説を1本書かなければならない。
その小説の舞台は途中から、空の新潟から東北に移り変わる。湯治ツーリングに、行ったばかりなので、想い出の残量もたっぷりあるので、本当はそちらを進めたい。けれど、小説を書くときの指は重い。指に、墓石でも乗ってるように動かない。ので、またエッセイを書いている。
こちらは、滑るように指が進む。自動筆記に近いように動く。だからなのだろう。誤字脱字が多い。公開してからも、何度も文章を直す羽目になっている。

そう、『湯治ツーリング』で私は2㎏痩せて、久しぶりの60㎏台に体重を落とすつもりだった。けれど、想い出と脂肪を2㎏増量して帰宅した。5泊して1000㎞も走っていないのではないか。こんなツーリングはした事がなかった。これはこれでいい。としても、体重の増量はいただけない。おにぎりを大量に食べた。これは、間違いがない。これは仕方がない。すべては、コンビニのレジ横が悪い。

日常生活のなかで、私はコンビニを殆ど利用しない。だって、コンビニの隣にドラッグストアがあるのだから。普通はそちらを利用する。自宅から歩いて行ける範囲には、コンビニよりドラッグストアのほうが多い。値段も安い。自ずと、日常生活の中でコンビニを利用するケースは減る。おそらく、日常生活の中では、コンビニに行くのは月一くらいだろう。

だから、旅先でのレジ横に目移りしてしまう。
おにぎりを大量買いしたのに。アメリカンドッグ。からあげ。イカフライ。などを買ってしまう。『がんかわいがり』中の日常生活の中では、決して口にしなかった食べ物たちだ。豪華な料理よりも、ジャンクなフードに惹かれてしまった。その結果が2㎏の増量だ。

私は旅にでると、極端な『腹下り』か極端な『腹止まり』になる。『腹止まり』とは、便秘の事だ、いま作った。うまれたてほやほやの『語』だ。
今回は、やや『腹止まり』に傾いたのかも知れない。きっと、『腹止まり』のせいで、増量したのだろう。その可能性も捨てないでおこう。

コンビニの話になったので、私の羞恥心について書こう。これは、おそらく、ごくかるい、病気の一種だろうと思うが。私は「セブン」とは言えない。
「セブンイレブン」としか口に出来ない。恥ずかしい。同じように「ファミマ」とも言えない。「ファミリーマート」なら口に出来る。「ファミチキ」は言える。それは、ファミチキが正式名称だからだろう。「セブン行かない?」などの言葉が飛び交うと、私の心は侮蔑的で羞恥心でいっぱいなほうに、胸騒ぐ。
性格の悪さかもしれないが、きっとこれは、なにかの、ごくかるい病気だ。

「コンビニ」は口にできる。この違いはなんだろう。ただの慣れかもしれない。あと、20年くらいしたら「セブン行かない?」と、老齢の私は言えるのかも知れない。寿命があれば。
こんなに『わがまま語』を大量生産しているのに。まったくおかしい事だとわかっている。ただ、これは、多分、病気だからいいだろう。子どものころからある病気だ。思い返せば、「ファミコン」とか「ドラクエ」とか、口にだすのにも時間がかかった。「ファミリー・コンピュータ」「ドラゴン・クエスト」と言わなければ、気分が悪く落ち着かなかった。いまは、言える、そういう病気だろう。普通、自分で勝手に『わがまま語』を作るほうが恥ずかしいだろう。この、私の文章を読んだ人が、私同様に、「これ」を発症しない事を願う。こういうのはときどき移るから。

さて、『がんかわいがり』の4クール目の再開が決まった。6/4日からだ。体調を整えよう。いまから『腹下り』に備えている。整腸剤も、お試しでコロコロ変えてしまった。しばらくはこれだ。『強ミヤリサン錠。1000』、3ヶ月もつ計算だ。しかし、『湯治ツーリング』中にラムネ菓子変わりに「ぽりぽり」食べてしまった。追加で注文した。さあ、『腹下り』はどうなるのか、誰にもわからない。

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