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人間よりも"生と死"の狭間を生きている生き物たち

面白い本を読んだ。
朝聞いてるラジオでテーマが「死生観」で
オススメの本として挙がっていて
気になって図書館にあったので読んでみた!!


生き物の死にざま

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タイトルに衝撃を受けますが
内容は弱肉強食の中で生きる生き物たちは
子孫を残すために、犠牲を払ったり…
限られた命の中をどのように生きるか。

人間もどのように生きて死ぬかと同じ様に
地球上にいる全ての生き物たちも
"生と死"に命をかけている。


その生きざまに
"人間で良かった"
と思うのか
"生き物の方が良かった"
と思うのかは人それぞれかもね。


ただ人間や生き物で絶対的に
平等に言えるのは必ず死はある

これは今までもこれからも
変わることは無い。
どれだけ医療や技術が発展していこうが
変わらない真実であると思う。



この本は昆虫から哺乳類が
どんな風に最期を迎えるか。

生まれてから死ぬまでの間に
それぞれ意味があり
時には"そのため"だけに!?
って言う場面もあった。


少しだけ印象に残った部分を紹介。
(一部残酷な表現もあり)


ハサミムシ

ハサミムシは小さな昆虫などを餌にしている。
だが、孵化したばかりの幼虫は餌を獲ることすらできない。

普通なら親が餌を獲って幼虫に与えるだろうが、そうではない。

幼虫たちは母親の体を食べ始める…
母親は慈しむかのように食べられる。

幼虫たちは何かを食べなければ死ぬ。
母親にしてみれば、何のために苦労して卵を産み守ってきたのか分からない。

子育てをすることは
子どもを守ることのできる強い生き物だけに
与えられた特権である。

立派に成長した子どもたちは、
それぞれの道へと進んでいく。

母親の亡骸を残して。


人間は親や周りの人が居ないと
子どもは成長できない。
ましてや食べ物なんて自分で獲らなくても
泣いたり、表現すれば与えてくれる。

その繰り返しで大きく成長する。
だけどこのハサミムシたちは
母親を食べることで強制的に自立する。
餌の獲り方も自らの本能で。

母親は分かってるんでしょうね。
子どもは勝手に成長すると。
だから身を捧げても大丈夫だと。

人間や他の生き物には理解出来ないかもだけど
考え方は理解してあげてもいいかな(笑)


他にも…


チョウチンアンコウ

オスはメスに寄生して受精のために精子を
放出したら役目終了。
メスに栄養分を取られ、メスの一部になる。


カマキリ

オスは子孫を残したいから交尾したい。
だが素早くしないと"ある事"が起きる。
それはメスがオスを食べるから。
(メスは母性本能が強いから食欲が勝つ)
動いているものは、たとえオスでも食べる。

たとえメスに見つかり
一部が食べられても下半身は休むことなく
交尾し続けているんだとか。



オスの本能恐るべし(笑)
そしてメスは強いですね。

それは人間とか生き物共通なのかも。
男性の方がこれ見ると、落ち込むかも?(笑)


他にもたくさん生き物たちの生きざまが載っています。


人間にも生き方があるように
死に方もさまざまで同じ死に方はない。


生き物も同様で
人間みたいな生き方ではない
本能的な生き方をして死に方をしている。
でもそのどれもが同じ境遇ではない。


でも同じく共通してるのは"死"は必ずある。

不老不死な生き物が中にはいる。
でもその何処かには、ちゃんと死がある。


死があるからこそ、生きる意味がある。

著書にもあったが、

生きることは素晴らしいことだ。
それはクラゲであっても変わらない。
生命にとっては、生きること
そのことが美しく価値があることなのだ。


私も納棺師として様々な死に方を見て来た。
でも、そのどれもが素晴らしい生き方を
してきたんだと思っている。


どんな死に方でも
人それぞれストーリーがある。
それは顔や体に出てる。

どんなに辛く悲しくて死んでも
素晴らしい生き方をしていたと
心のどこかで気付いてほしい。


生まれてきた価値がここにはあったんだと。


そしたら次の来世では
別の生き方で生きていけるはずだから。



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