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「お客様の中で「Youやっちゃいなよ。お金は出すから」と今の日本の美術館界で宣言して下さるビリオネアはいらっしゃいますか?」

日本の美術館サイトはどうしたらもっとよくなる?という呼びかけTweetを拝見しました。

色々なアイデア、しがらみ、現状などが書き込まれていてとても勉強になりました。

こんなnoteもありました。ああ最近、日本の美術館に本当に行けてない(当たり前なんだけど)。

そして総合的に感じたのは

「なぜそんなに最初からいっぱい求めているのだろう?」

私はシンガポールとマレーシアに約6年住んでいます。そしてアートが好きなので地元の美術館や博物館を徘徊しています。そこで感じるのは

「インフラが全然整ってない」

であります。実は訪問者としてそんなに困ってないのです。それは私があくまで「海外から来た旅行者として情報を求めているから」であります。欲しい情報はものすごく絞り込めば大体こんな感じ。

1:自分が行きたい日の開館時間から閉館時間
2:自分が観たい作品がそこにあるか否か
3:自分が行きたい作品が展示されてる展覧会の入館料

最低限この情報がわかればいいわけですよ。

そしてこの情報は東南アジアの美術館、博物館だと情報発信してる個人、非個人がいっぱいあります。そこから探せば大体見つかるんです。すごい環境ができてるメディアもあります。それはきっと「Youやっちゃいなよ」的にお金を出してくれるビリオネアがいるから出来るんですよね。技術と情熱を持ってる者をサポートする個人と個人。失敗したり、道を外れたらまたそこで修正すればいいやんっていう考え方。CoBo Socialも最初は個人活動だったような記憶。

「お客様の中で「Youやっちゃいなよ。お金は出すから」と今の日本の美術館界で宣言して下さるビリオネアはいらっしゃいますか?」ってCAの制服着て叫びたいところですが、日本という飛行機は現在まさに乱気流の真っ只中。そんなことが言えない雰囲気なのも十分わかります。

「情報発信は行政中心で行わないと個人の心情や損得に流れてしまう」と日本からの視点だと」危惧する意見ももちろんわかります。じゃあ行政だったら絶対混乱しないか?そんなことないって私たちは2019年の夏に思い知ったじゃないですか。

出来ることから始めればええやん。的じゃダメなんですかねえ。

理想をサポートしてくれるビリオネアが日本で見つからないのなら自分で欲しい情報をそれぞれ集めて形にしていくことから始めるしかないと思うのですが。。せっかくこんなに SNSあるのに。。。

正直なんかよくわかんないサイトより、フレーム分割してるサイトの方がよっぽど使いやすかったりします。このツイートの意見に私も大賛成。阿部寛は神です。

この阿部ちゃんのサイト、実はスマホでも拡大すればちゃんと観れます。そして無駄なモノがないのでサクサク。情報もシンプルなのですごく探しやすい。

もちろん求めたいレベルがあるのはよくわかります。でもしがらみはあるけどお金がないっていう状況なら求められる情報の抽出をより楽にして、そして来てもらうことから始めなきゃだと東南アジアで思う今日この頃です。