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サブスク解禁はアラフォー以上を号泣&世代間亀裂を埋める力があるからどんどんやってほしい件。

サザンオールスターズがサブスク解禁!

昨日の夜から涙が止まらない。ずっとサザンを聴き、そして同志が作成したプレイリストを聴いてまた泣いている。

最高だよ。

なぜサザンのサブスク解禁が私をこんなにも号泣させるのか。それは私が前インターネット世代、つまりラジオ世代であるというのがあると思う。

ラジオというのは自分で曲を選曲できない。つまり、ラジオにおいてはいわゆる「音楽における出会い頭事件」が勃発する。これは自分が全く予想していなかったのに

「何この曲!?」

というまさに突然の出会いである。以前ならこの出会いはまさに「その場で突然の出会い」であり、「あの曲は一体なんだっけ」と 友&愛で貸しレコードを必死に探しまくるくらいしか出来なかったのだ。「友&愛」が不明な人は記事を参照してください。

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80年代前後のアーティストのサブスクになぜ私が、アラフォーから上世代が号泣するのか。それはこの

「音楽出会い頭事件」で自分が体験したワクワクを再体験できる

からではないだろうか。

ねえこれすごくいいんだよ!って必死に友人に伝えたあの日。渡せるかどうかなんて後で考えようって思いながら憧れの人を思って作ったカセットテープのレタリング。(みんなやったよね?やったよね???)

あの時はまだ阪神淡路大震災も、東日本大震災もきてなかった。景気は上昇するものってみんな信じていて明日も絶対いい日ってみんな信じていた。もちろん今より悪かった点も沢山あったけど、心に残る音楽と共に思い出す思い出は大体いいことしかない。どうしてこうなってしまったのだろうと日々思いため息をつく昨今、輝く時代に聴いた音楽は心を震わせる。

だから、アラフォー以上世代は当時ラジオから流れてきたアーティストのサブスク解禁に泣くのだ。

音楽は世代を超え、世代間の会話を再開させる力があると思う。80年代以降に活躍したアーティストのサブスク解禁に泣く上世代を冷ややかに見つめる次世代が、こっそりサザンを聴いてそして「TUNAMI」が事実上放送禁止であった理由を後で知るとかまさに歴史を生きて学ぶ体験だと思う。

こういう人の心の歴史はその音楽を聴いてこそ各自自身が考えることが出来る。これはサザンオールスターズに限ったことではないと思う。松任谷由美さんのサブスク解禁でも同じようにかつての恋に涙したダブル浅野世代は多かったと思うし、先日行われたラクビーW杯で「ノーサイド」の歌の素晴らしさはサブスク解禁後だったからこそ各世代に浸透したのではと思う。

ユーミンに関してはこの本を読んで聴くのはすごくオススメ。同世代は涙し、別世代は新たな発見があると思う。

語り継がれる音楽は人の心を動かす。そしてその曲を知らない別の世代の心も動かす。我々日本人は少子化に向かって爆進している。そしてどうしてこうなった的な危機に各方面で遭遇している。

我々は亀裂しあってる場合ではない。そのためにはもっと分かりあわなくては。そのために必要なのは音楽の力。サブスク解禁には、その力がある。

で、自作のプレイリスト置いておきますわ。

追記:もちろん美術、文学、映画、演劇、もちろんゲームにも世代間を埋める力があると思う。今、私はサザンの音楽で泣いてるので(ガチ)音楽でこのnoteを書いてみた。我々が真っ先に行うべきことは「己が心震えたコンテンツを別世代に心震わせる言葉で発進する行動力」なんだと思う。そんな心が震えたコンテンツを私は発信し続けたいし、あなたが発信を記したnoteを私は心から待っている。